メイショウテゾロ（1992年生、母フジイーグル）

メイショウテゾロ（1992年4月25日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のアサティス（当時7歳）と交配したフジイーグルが12歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）三澤牧場。戦績は、中央平地27戦3勝2着1回。1995年のマイルチャンピオンシップ(G1)で2着に入った他、1995年のシンザン記念(G3)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

星川薫厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1994年）

12月4日、デビュー戦は上籠勝仁騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では強烈な末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のナムラモンジロウに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月17日、中1週で迎えた2戦目は、3歳500万下の千両賞（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で上籠勝仁騎手（1戦1勝）。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のサンデーブランチをハナ差振り切って勝利を手に入れた。

3歳（1995年）

1月15日、中3週で迎えた3戦目は、3歳G3のシンザン記念（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で上籠勝仁騎手（2戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のタニノリフアーズを半馬身振り切って重賞初挑戦初制覇を達成した。

2月26日、中5週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた4戦目は、3歳G3のアーリントンカップ（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で上籠勝仁騎手（3戦3勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

3月26日、中3週で迎えた5戦目は、3歳G2のスプリングステークス（中山芝1800m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で上籠勝仁騎手（4戦3勝）。15頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に敗れた。

5月28日、中8週で迎えた6戦目は、3歳G1の日本ダービー（東京優駿）（東京芝2400m 曇/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で上籠勝仁騎手（5戦3勝）。18頭立ての17番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では伸びを欠き18着に終わった。

7月1日、中4週で迎えた7戦目は、3歳G3の中日スポーツ賞4歳ステークス（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で上籠勝仁騎手（6戦3勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に敗れた。

7月23日、中2週で迎えた8戦目は、ハンデG3の北九州記念（小倉芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で上籠勝仁騎手（7戦3勝）。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。

10月28日、約3か月の休養明けで迎えた9戦目は、G2のスワンステークス（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で上籠勝仁騎手（8戦3勝）。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく9着に終わった。

11月19日、中2週で迎えた10戦目は、G1のマイルチャンピオンシップ（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で上籠勝仁騎手（9戦3勝）。18頭立ての16番人気で大外18番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では素晴らしい伸びを見せたが、勝ったトロットサンダーにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

12月17日、中3週で迎えた11戦目は、G1のスプリンターズステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で上籠勝仁騎手（10戦3勝）。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に敗れた。

4歳（1996年）

1月7日、中2週で迎えた12戦目は、洛陽ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で上籠勝仁騎手（11戦3勝）。15頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に敗れた。

2月18日、中5週で迎えた13戦目は、ハンデG3の小倉大賞典（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で上籠勝仁騎手（12戦3勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

3月3日、中1週で迎えた14戦目は、G2のマイラーズカップ（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で上籠勝仁騎手（13戦3勝）。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

3月31日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた15戦目は、G2の産経大阪杯（阪神芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は15戦連続で上籠勝仁騎手（14戦3勝）。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい10着に終わった。

5歳（1997年）

1月26日、約10か月の休み明けで馬体重を前走から18kg戻して迎えた16戦目は、関門橋ステークス（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で上籠勝仁騎手（15戦3勝）。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

2月16日、中2週で迎えた17戦目は、ハンデG3の小倉大賞典（小倉芝1800m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は17戦連続で上籠勝仁騎手（16戦3勝）。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚がパッとせず13着に終わった。

3月2日、中1週で迎えた18戦目は、G2のマイラーズカップ（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は18戦連続で上籠勝仁騎手（17戦3勝）。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバタバタになってしまい14着に終わった。

3月16日、中1週で迎えた19戦目は、ハンデG3の中京記念（中京芝2000m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は19戦連続で上籠勝仁騎手（18戦3勝）。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

3月29日、中1週で迎えた20戦目は、ハンデG3の阪急杯（阪神芝1200m 雨/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は20戦連続で上籠勝仁騎手（19戦3勝）。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず15着に終わった。

4月12日、中1週で迎えた21戦目は、G3のプロキオンステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は21戦連続で上籠勝仁騎手（20戦3勝）。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

5月3日、中2週で迎えた22戦目は、ハンデG3のアンタレスステークス（京都ダート1800m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は22戦連続で上籠勝仁騎手（21戦3勝）。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では脚を伸ばせず13着に敗れた。

5月18日、中1週で迎えた23戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、G1の高松宮杯（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての17番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では見せ場を作れず17着に終わった。

11月22日、約6か月半の休み明けで迎えた24戦目は、G2のCBC賞（中京芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は上籠勝仁騎手（22戦3勝）。15頭立ての12番人気で大外15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。

12月7日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた25戦目は、ポートアイランドステークス（阪神芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で上籠勝仁騎手（23戦3勝）。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は減速してしまい11着に終わった。

12月20日、中1週で迎えた26戦目は、塩村克己騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの摩耶ステークス（阪神芝1200m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。15頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では末脚が振るわず15着に終わった。

6歳（1998年）

1月11日、中2週で迎えた27戦目は、洛陽ステークス（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は上籠勝仁騎手（24戦3勝）。15頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では末脚にキレが無く15着に終わった。