リーディングロウル（1985年生、母ビクトリアクラウン）

リーディングロウル（1985年4月29日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のターゴワイス（当時15歳）と交配したビクトリアクラウンが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）千代田牧場。戦績は、中央平地32戦3勝2着8回。主な勝ち鞍は1989年の5歳以上400万下。

経歴

デビュー前

稲葉幸夫厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1987年）

9月13日、デビュー戦は嶋田功騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は452kg。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず8着に敗れた。

3歳（1988年）

4月16日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、田村正光騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では物凄い伸び脚で驀進したが、トモエラジアントに交わされて1馬身差の2着となった。

5月15日、中3週で迎えた3戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（東京芝1800m 小雨/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のミヤマプリティをクビ差振り切って初白星を挙げた。

6月12日、中3週で迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳400万下（東京芝1800m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和宏騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一際目立つ伸びを見せたが、勝ったミミートウショウにねじ伏せられてクビ差の2着に甘んじた。

11月12日、約5か月の休養明けで迎えた5戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上400万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で猛進したが、伸びてきたクリナツキ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

11月26日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は田村正光騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

12月11日、中1週で迎えた7戦目は、東信二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、4着を確保した。

12月24日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で東信二騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが続かず、5着に終わった。

4歳（1989年）

4月29日、約4か月の休養明けで迎えた9戦目は、蛯沢誠治騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上400万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

5月28日、中3週で迎えた10戦目は、5歳以上400万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯沢誠治騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のウメノランボーを半馬身振り切って勝利を手に入れた。

6月10日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下の石和特別（東京芝1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯沢誠治騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり4着に敗れた。

7月8日、中3週で迎えた12戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下の織姫賞（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で蛯沢誠治騎手（3戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚を伸ばせず3着に敗れた。

7月29日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下の妙高特別（新潟芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で蛯沢誠治騎手（4戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛進したが、勝ったリアルプリティにねじ伏せられて3馬身半差の2着に敗北した。

8月13日、中1週で迎えた14戦目は、増沢末夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下の石打特別（新潟芝1800m 晴/良）に出走。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったビゼンイコマに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

8月26日、中1週で迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下の春日山特別（新潟芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で増沢末夫騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るチヨノタカラを異次元の末脚でハナ差だけ差し切って制した。

9月16日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の浦安特別（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で増沢末夫騎手（2戦1勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

10月8日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（東京芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は蛯沢誠治騎手（5戦1勝）。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き4着に敗れた。

10月22日、中1週で迎えた18戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（東京芝1800m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず3着に敗れた。

11月11日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上900万下（東京芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

11月25日、中1週で迎えた20戦目は、R.ベイズ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の’89インターナショナルジョッキーズ1（東京芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

12月9日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上900万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は増沢末夫騎手（3戦1勝）。15頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、勝ったラケットボールにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

5歳（1990年）

3月25日、約3か月半の休養明けで迎えた22戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の鹿島特別（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で増沢末夫騎手（4戦1勝）。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

4月8日、中1週で迎えた23戦目は、柴田政人騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（中山芝1800m 曇/良）に出走。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、3着に入った。

4月28日、中2週で迎えた24戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田政人騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり4着に敗れた。

5月13日、中1週で迎えた25戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田政人騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は減速してしまい6着に敗れた。

6月2日、中2週で迎えた26戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の麦秋賞（東京芝2000m 曇/良）に出走。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

6月30日、中3週で迎えた27戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下の伏拝特別（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。6頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、伸びてきたカタリナラビット決め手に屈してハナ差の2着となった。

7月21日、中2週で迎えた28戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の信濃川特別（新潟芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中舘英二騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月5日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上900万下の天の川ステークス（新潟芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で中舘英二騎手（3戦0勝）。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線では見せ場なく9着に終わった。

8月26日、中2週で迎えた30戦目は、4歳以上900万下の赤倉特別（新潟芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で中舘英二騎手（4戦0勝）。6頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったアサクサキャノンに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

9月15日、中2週で迎えた31戦目は、4歳以上900万下の習志野特別（中山芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は増沢末夫騎手（5戦1勝）。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く3着に敗れた。

10月14日、中3週で迎えた32戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。7頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。