ヒトミヲトジテ（2012年生、母セトアフロディーテ）

ヒトミヲトジテ（2012年3月25日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「瞳を閉じて」。毛色は青鹿毛。種牡馬のバゴ（当時11歳）と交配したセトアフロディーテが15歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）信成牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方28戦8勝2着1回。主な勝ち鞍は2015年の3歳B C1。

経歴

デビュー前

吉田直弘厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2014年）

8月31日、デビュー戦は北村友一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見所を作れず4着に敗れた。

3歳（2015年）

3月1日、約6か月の休み明けで迎えた2戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。最後はガス欠状態になり16着に敗れた。

3月22日、中2週で迎えた3戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は垂れてしまい13着に終わった。

4月18日、中3週で迎えた4戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく7着に終わった。

5月9日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で国分優作騎手（1戦0勝）。18頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら9番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

6月5日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、3歳C1（園田ダート1230m 雨/重）に出走。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るビナドーターを鮮やかな末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

6月17日、中1週で迎えた7戦目は、3歳B C1（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るアルボルデヴィダを上がり2位の末脚でクビ差だけ差し切って2勝目を収める

7月16日、中3週で迎えた8戦目は、兵庫馬事畜産特別（園田ダート1230m 曇/稍重）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で木村健騎手（2戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

8月6日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上B2（園田ダート1700m 晴/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で木村健騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

8月19日、中1週で迎えた10戦目は、松浦政宏騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の三室山特別（園田ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、4着に終わった。

9月4日、中1週で迎えた11戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B1（園田ダート1700m 晴/重）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが鈍く4着に敗れた。

9月25日、中2週で迎えた12戦目は、そのだライオンズクラブ杯（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は松浦政宏騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

4歳（2016年）

3月16日、約6か月の休み明けで迎えた13戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、なのはな賞（園田ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に敗れた。

4月7日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上C1二（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

6月3日、中7週で迎えた15戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、一般C4（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のピースタイムに3馬身の差をつけて制した。

7月1日、中3週で迎えた16戦目は、一般B7（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤友則騎手（1戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のピースタイムに5馬身の差をつけて1番人気に応えた。

7月27日、中3週で迎えた17戦目は、カリン特別（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤友則騎手（2戦2勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

9月8日、中5週で迎えた18戦目は、果穂誕生2周年記念（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤友則騎手（3戦2勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

9月28日、中2週で迎えた19戦目は、一般B6（笠松ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤友則騎手（4戦2勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。最後はプリンセスオリーブと並んで2着同着となった。

5歳（2017年）

6月2日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた20戦目は、渡辺竜也騎手を鞍上に迎えて、マネンテ生誕150周年記念（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6月16日、中1週で迎えた21戦目は、もうすぐお兄ちゃん空斗2歳記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺竜也騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のブルーガバナーに1馬身半の差をつけてファンの高評価に応えた。

6月26日、中0週で迎えた22戦目は、穂高特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺竜也騎手（2戦1勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見せ場なく10着に終わった。

7月14日、中2週で迎えた23戦目は、一般B7（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は佐藤友則騎手（5戦2勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露したが、3着に終わった。

8月2日、中2週で迎えた24戦目は、一般B6（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は渡辺竜也騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のワンソックワンダーに2馬身半の差をつけて6勝目を手にした。

8月14日、中1週で迎えた25戦目は、大塚研司騎手を鞍上に迎えて、ささゆり特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。7頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く3着に終わった。

9月14日、中3週で迎えた26戦目は、一般B7（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は渡辺竜也騎手（4戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るリズヴェーリョを次元の違う末脚で半馬身差し切って制した。

9月26日、中1週で迎えた27戦目は、池田敏樹騎手を鞍上に迎えて、陣屋特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に終わった。

10月11日、中1週で迎えた28戦目は、一般B4（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は渡辺竜也騎手（5戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るサンダルエチケットを驚異的な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけてファンの高評価に応えた。

11月6日、中3週で迎えた29戦目は、中山七里特別（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺竜也騎手（6戦4勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず4着に終わった。

11月20日、中1週で迎えた30戦目は、一般B3（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は佐藤友則騎手（6戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

12月6日、中1週で迎えた31戦目は、初氷賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤友則騎手（7戦2勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に敗れた。

12月27日、中2週で迎えた32戦目は、一般A5 B3（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤友則騎手（8戦2勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず6着に終わった。

6歳（2018年）

1月10日、中1週で迎えた33戦目は、一般B4（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は渡辺竜也騎手（7戦4勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。