ナムラテンニョ（1999年生、母トネスボウス）

ナムラテンニョ（1999年4月4日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のキンググローリアス（当時13歳）と交配したトネスボウスが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は的場牧場。戦績は、中央平地29戦3勝2着7回、地方2戦0勝2着2回。主な勝ち鞍は2003年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

野村彰彦厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2001年）

11月24日、デビュー戦は橋本美純騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（中京ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は478kg。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。先手を取る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

12月15日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳新馬（中京芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で橋本美純騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、苛烈なペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、5着に終わった。

3歳（2002年）

1月5日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で橋本美純騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。先手を取る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のように疾駆したが、スイートブーケに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

1月20日、中1週で迎えた4戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を握り、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、サンライズビートに交わされて3馬身半差の2着に敗北した。

2月3日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、激烈なハイペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力で最後まで敢闘したが、ルスナイエンジェルにクビ差交わされて2着に甘んじた。

3月2日、中3週で迎えた6戦目は、南井大志騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

3月17日、中1週で迎えた7戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

4月6日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は南井大志騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

4月20日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は橋本美純騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。6着に沈んだ。

5月3日、中1週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は南井大志騎手（2戦0勝）。15頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。前に出て、かなりのハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、テイエムダッシュにハナ差交わされて2着に惜敗した。

5月25日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

6月4日、中0週で迎えた12戦目は、3歳戦の三熊山特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（3戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、キャリバーに交わされて1馬身3/4差の2着に敗北した。

6月22日、中2週で迎えた13戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮闘したが、マヤノグレイシーに交わされて7馬身差の2着に敗北した。

7月7日、中1週で迎えた14戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。端に立つ形となり、速いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

8月5日、中3週で迎えた15戦目は、3歳戦のハマナス賞（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で秋山真一郎騎手（3戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、フジノラピュタに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

8月24日、中2週で迎えた16戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、後続との差を2馬身以上保って、厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では弾けるような伸びで猛進したが、ポップジュエルに半馬身交わされて2着に敗北した。

9月15日、中2週で迎えた17戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（4戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、ハイペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

9月29日、中1週で迎えた18戦目は、柴原央明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/稍重）に50kgの軽斤量で出走。15頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を取り、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のサンライズフォースをハナ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

4歳（2003年）

3月15日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた19戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1000m 小雨/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（5戦0勝）。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に敗れた。

3月22日、連闘で迎えた20戦目は、生野賢一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1000m 小雨/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

4月5日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1000m 雨/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で生野賢一騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では少しずつ前との差を詰めて、最後は2着のトーセングランディをハナ差振り切って2勝目を奪取した。

4月27日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で生野賢一騎手（2戦1勝）。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではいいところがなく12着に終わった。

5月24日、中3週で迎えた23戦目は、畑端省吾騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の邁進特別（新潟芝1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。5着を確保した。

6月8日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上1000万下の桶狭間特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で畑端省吾騎手（1戦0勝）。18頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り14着に終わった。

11月9日、約5か月の休養明けで迎えた25戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は生野賢一騎手（3戦1勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい8着に敗れた。

12月6日、中3週で迎えた26戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1000m 小雨/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で生野賢一騎手（4戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、アウゲンミラクルにハナ差交わされて2着に甘んじた。

12月21日、中1週で迎えた27戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（6戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では最後まで息が続かず14着に敗れた。

5歳（2004年）

1月25日、中4週で迎えた28戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（7戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪い、忙しいペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

2月14日、中2週で迎えた29戦目は、佐久間寛志騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天授の敢闘精神でゴールまで頑張り、4着に入った。

3月13日、中3週で迎えた30戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で佐久間寛志騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性のガッツでゴールまで力闘し、3着に入った。

3月28日、中1週で迎えた31戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で佐久間寛志騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。端に立ち、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして、最後は2着のポートガルチに1馬身3/4の差をつけて勝利を手中に収めた。