ロイヤルシルキー（1983年生、母モミジⅡ）

ロイヤルシルキー（1983年5月8日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のロイヤルスキー（当時9歳）と交配したモミジⅡが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は早田牧場新冠支場。戦績は、中央平地23戦4勝2着1回。1986年のエリザベス女王杯(牝G1)で3着に入った他、1986年のクイーンステークス(牝G3)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

1歳（1985年）

12月1日、15頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のトウショウユースをハナ差制して勝利を掴んだ。

3歳（1986年）

1月5日、牝馬限定3歳オープンの新春4歳牝馬ステークス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではパワフルな末脚を披露したが、3着に終わった。

1月26日、牝馬限定3歳G3のクイーンカップ（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は柴田政人騎手。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に敗れた。

3月1日、牝馬限定4歳400万下の桃花賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘したが、5着に終わった。

3月30日、4歳400万下の山桜賞（中山芝1600m 外回り曇/重）に出走。鞍上は大西直宏騎手。6頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず3着に終わった。

4月20日、4歳400万下の野苺賞（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は小迫次男騎手。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて3着に沈んだ。

5月11日、4歳400万下のチューリップ賞（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は中野渡清一騎手。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

6月15日、4歳400万下のかきつばた賞（福島芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は小迫次男騎手。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では鮮やかな伸びを見せたが、伸びてきたタケデンビリアン決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

7月5日、牝馬限定4歳400万下のあさがお賞（福島芝1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るマチカネオイラセを鬼脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

8月10日、ハンデ戦で4歳以上900万下の信濃川特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のメイジパンサーを3/4馬身振り切って勝利をモノにした。

9月14日、牝馬限定3歳G3のクイーンステークス（中山芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は蛯沢誠治騎手。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のサクラハッスルを3/4馬身振り切って勝利を掴み取った。

10月12日、牝馬限定3歳G2のローズステークス（京都芝2000m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯沢誠治騎手。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

11月2日、牝馬限定3歳G1のエリザベス女王杯（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯沢誠治騎手。19頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

12月14日、牝馬限定のハンデ戦でオープンのターコイズステークス（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で蛯沢誠治騎手。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して6番手で通過。直線では決め手が足りず5着に敗れた。

4歳（1987年）

3月1日、牝馬限定のハンデG3の中山牝馬ステークス（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。最後は脚勢が衰えて11着に敗れた。

4月12日、ハンデ戦でオープンのエイプリルステークス（中山芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は大西直宏騎手。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり8着に敗れた。

5月10日、ハンデG3の新潟大賞典（新潟芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は小迫次男騎手。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が衰えて13着に敗れた。

6月14日、ハンデG3のエプソムカップ（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は大西直宏騎手。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

6月28日、吾妻小富士賞（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は蛯沢誠治騎手。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き9着に終わった。

7月12日、ハンデG3の七夕賞（福島芝2000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で蛯沢誠治騎手。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に終わった。

12月19日、4歳以上1400万下の冬至特別（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯沢誠治騎手。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

5歳（1988年）

1月16日、5歳以上1400万下の睦月賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で蛯沢誠治騎手。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。

2月14日、ハンデ戦で5歳以上1400万下のテレビ山梨杯（東京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で蛯沢誠治騎手。7頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。