ウインプロティア（2021年生、母ジャカランダテラス）

ウインプロティア（2021年4月3日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+植物名。花言葉は『風格』」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のダノンバラード（当時13歳）と交配したジャカランダテラスが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はコスモヴューファーム。主な勝ち鞍は2024年の馬い!サンサンエッグ記念(一般C2八九十ア)。

経歴

デビュー前

鈴木慎太郎厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2023年）

11月19日、デビュー戦は菊沢一樹騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は492kg。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では稲妻の如き末脚を披露し、3着に入った。

12月10日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢一樹騎手（1戦0勝）。18頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に敗れた。

3歳（2024年）

1月21日、中5週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた3戦目は、R.R.キングスコート騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見所を作れず8着に敗れた。

4月13日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から6kg戻して迎えた4戦目は、小林勝太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、5着に終わった。

5月4日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で小林勝太騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい7着に敗れた。

7月2日、中7週で迎えた6戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のアメジスト賞（盛岡芝1700m 晴/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、3着に終わった。

8月24日、中7週で迎えた7戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、6着に終わった。

11月1日、中9週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、西村栄喜騎手を鞍上に迎えて、馬い!サンサンエッグ記念（船橋ダート1500m 曇/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るキングスウェイを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。