ラブオールウェイ（2011年生、母イシノグレイス）

ラブオールウェイ（2011年4月25日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「すべての物を愛する」。毛色は鹿毛。種牡馬のエイシンデピュティ（当時9歳）と交配したイシノグレイスが15歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）大狩部牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方29戦5勝2着3回。主な勝ち鞍は2014年の3歳B6。

経歴

デビュー前

浅野洋一郎厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2014年）

3月9日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は410kg。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では末脚が冴えず16着に終わった。

7月13日、約4か月の休養明けで迎えた2戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（函館芝2000m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず15着に終わった。

8月19日、中4週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた3戦目は、葛山晃平騎手を鞍上に迎えて、3歳B6（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず4着に敗れた。

8月31日、中1週で迎えた4戦目は、3歳B5（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で葛山晃平騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では決め手に欠いて4着に敗れた。

9月16日、中1週で迎えた5戦目は、3歳B6（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で葛山晃平騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のトウカイフリートに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

9月30日、中1週で迎えた6戦目は、一般C2三（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で葛山晃平騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではひたひたと前との差を詰めて、最後は2着のキラメキオーをクビ差振り切って2勝目をつかんだ。

10月19日、中2週で迎えた7戦目は、一般C1-6（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で葛山晃平騎手（4戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったメイショウサンキチに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

11月2日、中1週で迎えた8戦目は、一般C1-5（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で葛山晃平騎手（5戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のバンキッシュラインに2馬身半の差をつけてファンの支持に応えた。

11月18日、中1週で迎えた9戦目は、源泉とうふ作り特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で葛山晃平騎手（6戦3勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

12月16日、中3週で迎えた10戦目は、出倉慧人くん1歳誕生日記念（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で葛山晃平騎手（7戦3勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして、最後は2着のレイトウショウを半馬身振り切って4勝目を獲得した。

12月25日、連闘で迎えた11戦目は、鎮火フェスタ特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で葛山晃平騎手（8戦4勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、勝ったグルモンに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

4歳（2015年）

3月29日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から13kg減らして迎えた12戦目は、ういひー記念風よ永遠に盃（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で葛山晃平騎手（9戦4勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったエピソードに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

4月7日、連闘で迎えた13戦目は、一般C1-2（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は11戦連続で葛山晃平騎手（10戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る形となり、後続との差を2馬身以上保って、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

4月19日、中1週で迎えた14戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、娯楽のグランゼーラ杯（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のジャリスコに7馬身の差をつけてファンの期待に応えた。

5月5日、中1週で迎えた15戦目は、一般B2-3（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は葛山晃平騎手（11戦4勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

6月2日、中3週で迎えた16戦目は、平瀬城久騎手を鞍上に迎えて、一般B2五（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に敗れた。

6月16日、中1週で迎えた17戦目は、柴田勇真騎手を鞍上に迎えて、千里浜ちびっこ駅伝特別（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

6月30日、中1週で迎えた18戦目は、一般B2-6（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田勇真騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

7月14日、中1週で迎えた19戦目は、一般C1二（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田勇真騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

7月28日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた20戦目は、青柳正義騎手を鞍上に迎えて、一般C1-3（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

8月11日、中1週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた21戦目は、シャシャムシャ踊り特別（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で青柳正義騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

8月25日、中1週で迎えた22戦目は、桑野等騎手を鞍上に迎えて、一般C1三（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では全く伸びず6着に終わった。

9月8日、中1週で迎えた23戦目は、一般C1-3（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で桑野等騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に終わった。

9月22日、中1週で迎えた24戦目は、一般C1-3（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で桑野等騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず4着に終わった。

10月4日、中1週で迎えた25戦目は、一般C1-3（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で桑野等騎手（3戦0勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では天授の負けじ心を発揮してゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

10月18日、中1週で迎えた26戦目は、初めての金沢競馬観戦記念（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で桑野等騎手（4戦0勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に終わった。

11月1日、中1週で迎えた27戦目は、藤田弘治騎手を鞍上に迎えて、一般C1-4（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

11月17日、中1週で迎えた28戦目は、一般C1-4（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田弘治騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

11月29日、中1週で迎えた29戦目は、一般C1-3（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田弘治騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

12月13日、中1週で迎えた30戦目は、一般C1-4（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で藤田弘治騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

12月24日、中1週で迎えた31戦目は、一般C1-5（金沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は桑野等騎手（5戦0勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。