ホヲユイットウ（2019年生、母エクスプレスレーン）

ホヲユイットウ（2019年4月17日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「穂を結う+一つの灯り」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のドレフォン（当時6歳）と交配したエクスプレスレーンが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。2024年のスプリングアタック(一般B C)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、村田能光によって3,630万円で落札された。

和田勇介厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2022年）

2月6日、デビュー戦は大野拓弥騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は408kg。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず10着に終わった。

6月12日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（函館芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず8着に終わった。

6月25日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（函館芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。

7月16日、中2週で迎えた4戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

8月11日、中3週で迎えた5戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-3（門別ダート1700m 曇/重）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したラップランドに半馬身届かず2着に敗北した。

9月6日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、3歳以上C4-4（門別ダート1700m 曇/稍重）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず4着に敗れた。

9月28日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた7戦目は、小野楓馬騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-3（門別ダート1700m 晴/稍重）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

10月19日、中2週で迎えた8戦目は、にぶたに湖賞（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野楓馬騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したエメラルアポロンを捕まえ切れず、クビ差の2着となった。

11月10日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上C4-2（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小野楓馬騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

11月30日、中2週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた10戦目は、黒沢愛斗騎手を鞍上に迎えて、ファントムおじいちゃん記念杯（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。6頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のグラッテンハーレに2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月9日、連闘で迎えた11戦目は、東川慎騎手を鞍上に迎えて、冬萌特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、勝ったスズカサンサンに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

4歳（2023年）

1月11日、中4週で迎えた12戦目は、青柳正義騎手を鞍上に迎えて、一般C17（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエンライに4馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

1月27日、中1週で迎えた13戦目は、アザレア賞（笠松ダート1400m 雪/良）に出走。鞍上は2戦連続で青柳正義騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

2月9日、中1週で迎えた14戦目は、一般C11（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で青柳正義騎手（2戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るヒナゲシを次元の違う末脚でハナ差だけ差し切って断トツ人気に応えた。

3月9日、中3週で迎えた15戦目は、森島貴之騎手を鞍上に迎えて、花桃特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したメイショウセントレを捕まえ切れず、2馬身差の2着となった。

3月24日、中1週で迎えた16戦目は、渡辺竜也騎手を鞍上に迎えて、江守晃輝21歳誕生日記念（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るヒナゲシを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて断然人気に応えた。

4月18日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた17戦目は、草若葉特別（笠松ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は森島貴之騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るメイショウトワニを豪快な末脚で半馬身差し切って制した。

5月11日、中2週で迎えた18戦目は、屋形船特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森島貴之騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のパッドゥラパンを3/4馬身振り切って制した。

6月8日、中3週で迎えた19戦目は、夕森渓谷特別（笠松ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で森島貴之騎手（3戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったミラクルチューンに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

7月16日、中4週で馬体重を前走から25kg減らして迎えた20戦目は、秋山稔樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

10月15日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から22kg戻して迎えた21戦目は、田口貫太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（京都ダート1400m 曇/重）に出走。13頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では伸びが劣勢になり13着に終わった。

11月26日、中5週で迎えた22戦目は、3歳以上1勝クラス（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は斎藤新騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では末脚が冴えず12着に終わった。

5歳（2024年）

2月3日、中9週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた23戦目は、4歳以上1勝クラス（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に終わった。

3月22日、中6週で迎えた24戦目は、スプリングアタック（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は森島貴之騎手（4戦2勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鬼脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のグランフォロミーに1馬身の差をつけて制した。

4月19日、中3週で迎えた25戦目は、草若葉特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森島貴之騎手（5戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

5月10日、中2週で迎えた26戦目は、鵜舟特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で森島貴之騎手（6戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

6月19日、中5週で迎えた27戦目は、木曽川特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で森島貴之騎手（7戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

7月2日、中1週で迎えた28戦目は、牝馬限定戦のおりひめ特別（笠松ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で森島貴之騎手（8戦3勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天資の闘争心でゴールまで力戦したが、3着に終わった。

8月1日、中3週で迎えた29戦目は、花撫子特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で森島貴之騎手（9戦3勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい4着に敗れた。

8月28日、中3週で迎えた30戦目は、一般A5 B3（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で森島貴之騎手（10戦3勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったベストフラワーに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

10月8日、中5週で迎えた31戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、キク特別（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に敗れた。

10月25日、中1週で迎えた32戦目は、お陰様で30年競馬シンクタンク（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は森島貴之騎手（11戦3勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

11月6日、中1週で迎えた33戦目は、初冬特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。