オウケンシャトル（2016年生、母オウケンガール）

オウケンシャトル（2016年3月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋宇宙船スペースシャトルより」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のベルシャザール（当時8歳）と交配したオウケンガールが18歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は辻牧場。主な勝ち鞍は2020年のZENROU80(一般C3-3)。

経歴

デビュー前

安田翔伍厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2019年）

4月20日、デビュー戦は藤井勘一郎騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（京都ダート1900m 晴/良）に出走。馬体重は534kg。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が鈍り14着に終わった。

5月5日、中1週で迎えた2戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず9着に終わった。

5月18日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた3戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1900m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず15着に終わった。

8月31日、約3か月半の休み明けで迎えた4戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に終わった。

10月13日、中5週で迎えた5戦目は、倉兼育康騎手を鞍上に迎えて、一般C3 22（高知ダート1300m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、勝ったタイムファクターに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

10月27日、中1週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた6戦目は、岡村卓弥騎手を鞍上に迎えて、一般C3 19（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

11月10日、中1週で迎えた7戦目は、一般C3 18（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は倉兼育康騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のナミノハナに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月23日、中1週で迎えた8戦目は、一般C3 15（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で倉兼育康騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を披露したが、3着に終わった。

12月7日、中1週で迎えた9戦目は、一般C3 15（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で倉兼育康騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るポロンチャンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて1番人気に応えた。

12月21日、中1週で迎えた10戦目は、隊列パズル其の壱特別（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は岡村卓弥騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露したが、4着に終わった。

12月31日、中0週で迎えた11戦目は、一般C3 11（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は倉兼育康騎手（4戦2勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のジョーミラーに1馬身半の差をつけて3勝目を手にした。

4歳（2020年）

1月14日、中1週で迎えた12戦目は、ヤブツバキ特別（高知ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で倉兼育康騎手（5戦3勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

1月28日、中1週で迎えた13戦目は、一般C3-5（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で倉兼育康騎手（6戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るリッコドンナを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて4勝目をマークした。

2月11日、中1週で迎えた14戦目は、西川敏弘騎手を鞍上に迎えて、クロッカス特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

2月24日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた15戦目は、ZENROU80（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は倉兼育康騎手（7戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るメイプルクリークを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて順当に勝利した。

3月10日、中1週で迎えた16戦目は、一般C2-6（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で倉兼育康騎手（8戦5勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、抜け出したフリタイムを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

3月22日、中1週で迎えた17戦目は、鞆の浦特別（高知ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は岡村卓弥騎手（2戦0勝）。7頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、勝ったルリジオンに詰め切れず、約11馬身差の2着となった。

4月11日、中2週で迎えた18戦目は、一般C2 C3（高知ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は倉兼育康騎手（9戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。

9月12日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた19戦目は、一般C2-6（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で倉兼育康騎手（10戦5勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に敗れた。

10月3日、中2週で迎えた20戦目は、楢崎功祐騎手を鞍上に迎えて、ファイナルレース（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

10月17日、中1週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた21戦目は、一般C2-7（高知ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は倉兼育康騎手（11戦5勝）。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

10月31日、中1週で迎えた22戦目は、玉ちゃん大好き特別（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は岡村卓弥騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

11月14日、中1週で迎えた23戦目は、一般C2-7（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で岡村卓弥騎手（4戦0勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に終わった。

11月28日、中1週で迎えた24戦目は、一般C2-6（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は楢崎功祐騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に敗れた。

12月12日、中1週で迎えた25戦目は、妹尾将充騎手を鞍上に迎えて、一般C2-8（高知ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず8着に終わった。

12月26日、中1週で迎えた26戦目は、ファイナルレース（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は岡村卓弥騎手（5戦0勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

5歳（2021年）

1月11日、中1週で迎えた27戦目は、宮川実騎手を鞍上に迎えて、奥渋競馬バーの絆特別（高知ダート1300m 曇/稍重）に出走。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に敗れた。

1月24日、中1週で迎えた28戦目は、井上瑛太騎手を鞍上に迎えて、一般C2-5（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。