アトレッド（2017年生、母マイネナデシコ）

アトレッド（2017年2月27日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「ハートの意味を持つナブラ記号の別名称。額の可愛い流星より連想」。毛色は青鹿毛。種牡馬のフェノーメノ（当時8歳）と交配したマイネナデシコが14歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は谷口牧場。主な勝ち鞍は2020年の初雪特別(一般C1イ)。

経歴

デビュー前

京都サラブレッドクラブにて総額1,400万円（35万×40口）で一口馬主が募集された。

杉山晴紀厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2020年）

1月26日、デビュー戦は松若風馬騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1200m 曇/重）に出走。馬体重は400kg。18頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず8着に敗れた。

2月9日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松若風馬騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず8着に終わった。

4月25日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松若風馬騎手（2戦0勝）。18頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。

5月2日、連闘で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松若風馬騎手（3戦0勝）。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では瞬発力に優れた末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

5月31日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都芝2400m 外回り雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で松若風馬騎手（4戦0勝）。18頭立ての8番人気で17番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後はバタバタになってしまい16着に敗れた。

8月1日、中8週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟芝2200m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で松若風馬騎手（5戦0勝）。18頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚勢が衰えて14着に終わった。

9月9日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた7戦目は、渡辺竜也騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では出色の末脚を発揮したが、3着に終わった。

9月23日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦の好きです笠松競馬（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺竜也騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったディープブルームに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

10月8日、中1週で迎えた9戦目は、水野翔騎手を鞍上に迎えて、一般C20（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るヒルノコルシカを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月21日、中1週で迎えた10戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、大菊特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、勝ったルーラーザクイーンに詰め切れず、8馬身差の2着となった。

11月4日、中1週で迎えた11戦目は、一般C17（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は渡辺竜也騎手（2戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では全く伸びず3着に敗れた。

11月18日、中1週で迎えた12戦目は、一般C16（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は水野翔騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るパラパラを次元の違う末脚で交わし去り、最後は6馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

12月4日、中1週で迎えた13戦目は、初雪特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は渡辺竜也騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線に入ると、前で粘るブレスドレインを上がり2位の末脚でアタマ差だけ差し切って優勝

12月18日、中1週で迎えた14戦目は、村上弘樹騎手を鞍上に迎えて、合掌造り特別（笠松ダート1600m 曇/重）に出走。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘したが、3着に終わった。

4歳（2021年）

1月6日、中2週で迎えた15戦目は、福原杏騎手を鞍上に迎えて、農業王国ふかや賞（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

2月3日、中3週で迎えた16戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、秩父イチゴあまりん・かおりん賞（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず4着に敗れた。

2月26日、中2週で迎えた17戦目は、春の月特別（浦和ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見せ場なく9着に敗れた。

3月30日、中4週で迎えた18戦目は、幸手市観光協会会長賞（浦和ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は福原杏騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に終わった。

5月11日、中5週で馬体重を前走から28kg増やして迎えた19戦目は、秋元耕成騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

6月3日、中2週で迎えた20戦目は、吉留孝司騎手を鞍上に迎えて、西区あおいろアジサイ賞（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

7月1日、中3週で迎えた21戦目は、寺島憂人騎手を鞍上に迎えて、一般C2五六（浦和ダート1500m 曇/不良）に出走。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。

7月27日、中3週で迎えた22戦目は、ハイビスカス特別（浦和ダート2000m 晴/不良）に出走。鞍上は福原杏騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。