ダイケンガール（2000年生、母レインスポット）

ダイケンガール（2000年5月15日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「大建＋少女」。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラチトセオー（当時10歳）と交配したレインスポットが6歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は坂本健一。戦績は、地方12戦7勝2着3回。主な勝ち鞍は2004年の一般C1三。

経歴

デビュー前

1歳のとき、坂本健一から「2001年度北海道8月市場サラブレッド1歳、2001年度北海道10月市場サラブレッド1歳」及び「北海道11月市場サラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

杉村勝実厩舎（川崎）へ入厩。

3歳（2003年）

7月23日、デビュー戦は金子正彦騎手を鞍上に据えて、3歳（川崎ダート1400m 雨/稍重）に出走。馬体重は485kg。8頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったニシノハートを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

9月18日、中7週で迎えた2戦目は、3歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で金子正彦騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のラデファンスに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

10月29日、中5週で迎えた3戦目は、3歳（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で金子正彦騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のイシノチャンスを半馬身振り切って2勝目をつかんだ。

11月13日、中1週で迎えた4戦目は、3歳（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で金子正彦騎手（3戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るケイアイルージュを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って3勝目を奪取した。

12月17日、中4週で迎えた5戦目は、3歳（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で金子正彦騎手（4戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のイソエイクネスに3馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

4歳（2004年）

1月1日、中1週で迎えた6戦目は、一般C2三四（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で金子正彦騎手（5戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったゲンキチに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

2月25日、中7週で迎えた7戦目は、一般C2二三（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で金子正彦騎手（6戦4勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のナスノフォーラムをクビ差振り切って勝利をモノにする

3月30日、中4週で迎えた8戦目は、一般C1五六（川崎ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で金子正彦騎手（7戦5勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、勝ったティーエスフリートに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

6月6日、中9週で迎えた9戦目は、一般C1三四（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で金子正彦騎手（8戦5勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて、最後は2着のトキノナイスガールをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

10月4日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた10戦目は、一般C1四（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は10戦連続で金子正彦騎手（9戦6勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月21日、中1週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた11戦目は、一般C1三（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は11戦連続で金子正彦騎手（10戦6勝）。12頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るカリオーペを鮮烈な末脚でクビ差だけ差し切って優勝

11月25日、中4週で迎えた12戦目は、ゼフィロス特別（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で金子正彦騎手（11戦7勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に敗れた。