ヤギリエピファクン（2017年生、母テンシノホホエミ）

ヤギリエピファクン（2017年4月22日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋父名より＋呼称」。毛色は鹿毛。種牡馬のエピファネイア（当時7歳）と交配したテンシノホホエミが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は浜本牧場。主な勝ち鞍は2021年の一般C3六七。

経歴

デビュー前

2歳のとき、浜本牧場から「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、内田ヤエ子によって864万円で落札された。

小西一男厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2020年）

2月16日、デビュー戦は丸山元気騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1600m 雨/稍重）に出走。馬体重は474kg。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入った。

3月7日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

4月12日、中4週で迎えた3戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では全く伸びず10着に終わった。

5月2日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。18頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい12着に終わった。

12月1日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、張田昂騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

4歳（2021年）

1月26日、中7週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた6戦目は、庄司大輔騎手を鞍上に迎えて、一般C3七八（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、勝ったマコトテラメエリタにねじ伏せられて6馬身差の2着に敗北した。

3月17日、中6週で迎えた7戦目は、一般C3五六（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は張田昂騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

4月6日、中2週で迎えた8戦目は、一般C3四五（船橋ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で張田昂騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

7月17日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた9戦目は、一般C3六七（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は庄司大輔騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。

8月9日、中2週で迎えた10戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、一般C3六七（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るサトノサンドピットを異次元の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

9月3日、中3週で迎えた11戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、一般C3二三（船橋ダート1500m 雨/不良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、勝ったヘリオシースにねじ伏せられて3馬身差の2着に敗北した。

9月28日、中3週で迎えた12戦目は、一般C3二三（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は本田正重騎手（1戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

5歳（2022年）

1月11日、約3か月半の休養明けで迎えた13戦目は、一般C3五六（船橋ダート1500m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、伸びてきたボスオンザサンド決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

1月20日、連闘で迎えた14戦目は、一般C3二三四（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で本田正重騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

2月17日、中3週で迎えた15戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、一般C3三四（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を繰り出したが、3着に終わった。

2月24日、連闘で迎えた16戦目は、権田酒造直実賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に敗れた。

3月4日、連闘で迎えた17戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、一般C3一二三（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。6頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るゼロカラを別次元の末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

9月28日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた18戦目は、TCCストリートキャップ誘導馬デビュー杯（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は庄司大輔騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したクラウンデフィートを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

10月21日、中2週で迎えた19戦目は、一般C3一二（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で庄司大輔騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

6歳（2023年）

1月3日、約2か月半の間隔を開けて迎えた20戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、弁才天賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るシーレカズマを豪脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて3勝目を収める

3月16日、中9週で迎えた21戦目は、一般C3四五（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見事な伸び脚で急追したが、抜け出したエイジシューターにハナ差届かず2着に甘んじた。

3月21日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた22戦目は、幸手のマスコット「さっちゃん」賞（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のノーブルハートに1馬身の差をつけて1番人気に応えた。

5月4日、中5週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた23戦目は、みどりの日特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で矢野貴之騎手（3戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では出色の末脚を披露したが、3着に終わった。

5月18日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた24戦目は、スペアミント賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で矢野貴之騎手（4戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では矢のように疾駆したが、抜け出したユウユウグリュックにクビ差届かず2着に甘んじた。

6月23日、中4週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた25戦目は、ナチュラル8（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で矢野貴之騎手（5戦2勝）。5頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したケリードラゴンを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗れた。

6月30日、連闘で馬体重を前走から11kg絞って迎えた26戦目は、ランチタイムチャレンジ（浦和ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は張田昂騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で猛追したが、勝ったランペロニキに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

7月25日、中3週で馬体重を前走から13kg戻して迎えた27戦目は、篠谷葵騎手を鞍上に迎えて、一般C2六七（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず8着に敗れた。

9月13日、中6週で迎えた28戦目は、一般C2三四五（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で篠谷葵騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。

9月22日、連闘で迎えた29戦目は、コウノトリの住めるまち鴻巣賞（浦和ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は張田昂騎手（4戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

10月26日、中4週で迎えた30戦目は、一般C2七八（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は庄司大輔騎手（4戦0勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず5着に敗れた。

11月9日、中1週で迎えた31戦目は、あと7日!第107期騎手候補生募集（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で庄司大輔騎手（5戦0勝）。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、3着に入った。

7歳（2024年）

2月22日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた32戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、一般C3三四（浦和ダート1500m 雨/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のラウズアップに4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

3月29日、中4週で迎えた33戦目は、一般C3一二（浦和ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

5月3日、中4週で迎えた34戦目は、おいでよ船橋の新スタンド（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で石崎駿騎手（2戦1勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では電光石火の末脚を披露し、3着に入った。

5月10日、連闘で迎えた35戦目は、バニラ賞（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で石崎駿騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出したが、3着に終わった。

7月16日、中9週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた36戦目は、一般C3三四（浦和ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で石崎駿騎手（4戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で急追したが、勝ったサンライズテソロに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

7月21日、連闘で迎えた37戦目は、一般C3二（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で石崎駿騎手（5戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず8着に敗れた。

8月9日、中2週で迎えた38戦目は、オレガノ賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で石崎駿騎手（6戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したウルトラヨウコに3/4馬身届かず2着に敗北した。

8月23日、中1週で迎えた39戦目は、一般C3一二（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で石崎駿騎手（7戦1勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったメロパールに詰め切れず、3馬身差の2着となった。