ランペロニキ（2018年生、母チェルカ）

ランペロニキ（2018年5月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「輝かしい勝利(ギリシャ語)より」。毛色は鹿毛。種牡馬のキンシャサノキセキ（当時15歳）と交配したチェルカが14歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道虻田郡洞爺湖町、生産者はレイクヴィラファーム。主な勝ち鞍は2021年の一般C23。

経歴

デビュー前

1歳のとき、レイクヴィラファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、柳春道によって2,484万円で落札された。

矢作芳人厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2021年）

5月2日、デビュー戦は川島信二騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は538kg。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず9着に敗れた。

5月15日、中1週で迎えた2戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1800m 曇/良）に出走。14頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバタバタになってしまい9着に終わった。

6月19日、中4週で迎えた3戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

7月10日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 小雨/重）に出走。鞍上は川島信二騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に終わった。

8月22日、中5週で迎えた5戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

9月4日、中1週で迎えた6戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/重）に出走。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始10番手を追走。直線では全く伸びず12着に終わった。

10月13日、中5週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた7戦目は、渡辺竜也騎手を鞍上に迎えて、一般C22（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に敗れた。

10月20日、連闘で迎えた8戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、一般C23（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のタカジョーをアタマ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

11月2日、中1週で迎えた9戦目は、乳岩川特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（1戦1勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

11月16日、中1週で迎えた10戦目は、一般C20（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸野勝虎騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では物凄い伸び脚で急追したが、勝ったホウオウテーラーに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

12月1日、中1週で迎えた11戦目は、一般C16（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で丸野勝虎騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では別次元の末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のライングローリーに1馬身半の差をつけて2勝目を収める

12月13日、中1週で迎えた12戦目は、蔵王山特別（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で丸野勝虎騎手（4戦2勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、勝ったメイショウシルトに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

12月23日、中0週で迎えた13戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般C10（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメイショウトリプルに9馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

4歳（2022年）

1月25日、中4週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた14戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、一般C3六七八（大井ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったフレディバローズに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

2月10日、中1週で迎えた15戦目は、一般C3三四（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のアカツキに5馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

3月8日、中3週で迎えた16戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、一般C2十二十三（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

3月30日、中2週で迎えた17戦目は、一般C2十十一（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は森泰斗騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のマリアッチに5馬身の差をつけて5勝目を獲得した。

4月20日、中2週で迎えた18戦目は、こぐま座特別（大井ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（3戦2勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

5月13日、中2週で迎えた19戦目は、一般C2一二三（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（4戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、ウォーレシアにハナ差交わされて2着に甘んじた。

11月3日、約6か月の休み明けで迎えた20戦目は、一般C2四五（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（5戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げる形となり、若干遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい9着に敗れた。

5歳（2023年）

6月30日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた21戦目は、ランチタイムチャレンジ（浦和ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で森泰斗騎手（6戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のヤギリエピファクンに2馬身の差をつけてファンの支持に応えた。

7月20日、中2週で迎えた22戦目は、ランチタイムチャレンジ（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で森泰斗騎手（7戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛進したが、スイートナイトに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

8月15日、中3週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた23戦目は、日高市巾着田曼珠沙華まつり賞（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で森泰斗騎手（8戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に敗れた。

10月20日、中8週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた24戦目は、秋元耕成騎手を鞍上に迎えて、ランチタイムチャレンジ（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして、最後は2着のウォーターリリーに1馬身の差をつけて7勝目をつかんだ。

11月8日、中2週で迎えた25戦目は、一般C2三四五（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋元耕成騎手（1戦1勝）。13頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

11月23日、中1週で迎えた26戦目は、埼玉県養蜂協会長賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で秋元耕成騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

6歳（2024年）

1月18日、中7週で迎えた27戦目は、一般C3一（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は笹川翼騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のモンレアーレに1馬身の差をつけて8勝目をゲットした。

2月6日、中2週で迎えた28戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、一般C2五六（船橋ダート1500m 曇/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るシカゴフォンテンを豪脚でクビ差だけ差し切って9勝目を獲得した。

2月20日、中1週で迎えた29戦目は、張田昂騎手を鞍上に迎えて、大好き吉川!大吉ブランド賞（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリンクスエルピスに6馬身の差をつけて順当に勝利した。

3月4日、中1週で迎えた30戦目は、馬い!早生新玉ねぎ食べよう記念（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田昂騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のデルマカタスカシに7馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

4月11日、中4週で迎えた31戦目は、馬い八丈西浜レモン発売記念（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、タカラライナーに交わされて1馬身半差の2着となった。

5月1日、中2週で迎えた32戦目は、馬い!サンサンエッグ記念（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は笹川翼騎手（2戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のカルムステップに3馬身の差をつけて断然の支持に応えた。