サクラステルス（1984年生、母リンデンプリンセス）

サクラステルス（1984年4月25日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のノーザンテースト（当時13歳）と交配したリンデンプリンセスが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地22戦4勝2着2回、地方5戦2勝。主な勝ち鞍は1990年の香取特別(900万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

境勝太郎厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1987年）

10月24日、デビュー戦は小島太騎手を鞍上に据えて、4歳以上400万下（東京ダート1600m 雨/稍重）に出走。馬体重は476kg。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく8着に敗れた。

10月31日、連闘で迎えた2戦目は、4歳以上400万下（東京ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小島太騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後は力尽きて12着に終わった。

11月15日、中1週で迎えた3戦目は、関口睦介騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1800m 小雨/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず9着に敗れた。

11月22日、連闘で迎えた4戦目は、4歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で関口睦介騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では全く伸びず11着に終わった。

12月6日、中1週で迎えた5戦目は、4歳以上400万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で関口睦介騎手（2戦0勝）。15頭立ての10番人気で大外15番ゲートからスタート。敢然と端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着を確保した。

12月12日、連闘で迎えた6戦目は、4歳以上400万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で関口睦介騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトーワルピナスに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

4歳（1988年）

8月14日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた7戦目は、木藤隆行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下の北洋特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。7頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

5歳（1989年）

7月16日、約11か月の休み明けで馬体重を前走からさらに16kg増やして迎えた8戦目は、4歳以上400万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木藤隆行騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

7月30日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上400万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木藤隆行騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮したが、3着に終わった。

11月12日、約3か月半の休み明けで迎えた10戦目は、4歳以上400万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で木藤隆行騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に敗れた。

11月25日、中1週で迎えた11戦目は、高橋明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（東京ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。14頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。端を奪う形となり、速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、3着を確保した。

12月10日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、4歳以上400万下（中山ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で高橋明騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に敗れた。

12月17日、連闘で馬体重を前走から8kg絞って迎えた13戦目は、4歳以上400万下（中山ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で高橋明騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、勝ったハマワカナに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

12月24日、連闘で迎えた14戦目は、4歳以上400万下（中山ダート1800m 雨/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で高橋明騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

6歳（1990年）

1月14日、中2週で迎えた15戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で高橋明騎手（4戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。先手を取り、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のダイセイジンをハナ差振り切って久しぶりに白星を挙げた。

1月27日、中1週で迎えた16戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で高橋明騎手（5戦1勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のハワイアンドリームをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

2月11日、中1週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の三峰山特別（東京ダート1600m 雨/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で高橋明騎手（6戦2勝）。13頭立ての8番人気で大外13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が衰えて13着に終わった。

3月18日、中4週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の白井特別（中山ダート1800m 雨/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は木藤隆行騎手（4戦0勝）。15頭立ての12番人気で大外15番ゲートからスタート。端をきり、かなり厳しいペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、ザッツマイドリームに交わされて1馬身差の2着となった。

4月1日、中1週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の香取特別（中山芝1200m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で木藤隆行騎手（5戦0勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。端を奪い、息の入らないペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて、最後は2着のドロテアスに1馬身1/4の差をつけて優勝

4月22日、中2週で迎えた20戦目は、晩春ステークス（東京芝1800m 小雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で木藤隆行騎手（6戦1勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し遅いペースで集団を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が悪くなり11着に敗れた。

4月28日、連闘で迎えた21戦目は、箱根ステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で木藤隆行騎手（7戦1勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が悪くなり7着に終わった。

5月27日、中3週で迎えた22戦目は、ハンデ戦のむらさき賞（東京芝1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は小島太騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はバテてしまい10着に敗れた。

7歳（1991年）

1月20日、約8か月の休養明けで迎えた23戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、睦月特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のエルエーキングに2馬身の差をつけて休み明け初戦をモノにした。

3月1日、中5週で迎えた24戦目は、マーチハンデ特別（川崎ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。4着に終わった。

8歳（1992年）

4月22日、約14か月の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた25戦目は、佐藤隆騎手を鞍上に迎えて、ダイヤモンド特別（船橋ダート1800m 雨/重）に出走。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月15日、中7週で迎えた26戦目は、一般B2三（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のサントフレンドに半馬身の差をつけて久しぶりに白星を挙げた。

7月25日、中5週で迎えた27戦目は、ジュピター賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤隆騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。5着に敗れた。