ナリタカマー（2010年生、母メディアウォーズ）

ナリタカマー（2010年3月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋将来有望な人」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のジャングルポケット（当時12歳）と交配したメディアウォーズが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地8戦0勝、中央障害1戦0勝、地方15戦2勝2着6回。主な勝ち鞍は2014年の震災復興子ども達に夢と笑顔を(一般C2三)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、オースミによって3,780万円で落札された。

松元茂樹厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2012年）

12月24日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。馬体重は478kg。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

3歳（2013年）

2月23日、中8週で迎えた2戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に敗れた。

3月24日、中3週で迎えた3戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

4月13日、中2週で迎えた4戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2200m 晴/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後は一杯になって14着に敗れた。

5月26日、中5週で迎えた5戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位には食い込めず9着に敗れた。

8月3日、中9週で迎えた6戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場なく9着に敗れた。

8月17日、中1週で迎えた7戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート2400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

8月24日、連闘で迎えた8戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/重）に出走。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

4歳（2014年）

8月24日、約12か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた9戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内曇/良）に出走。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。14着に終わった。

9月20日、中3週で迎えた10戦目は、陶文峰騎手を鞍上に迎えて、一般C2十五（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

9月27日、連闘で迎えた11戦目は、一般C2七（盛岡ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で陶文峰騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

10月4日、連闘で迎えた12戦目は、一般C2十三（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で陶文峰騎手（2戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のコスモソウルメイトに4馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月18日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2十（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で陶文峰騎手（3戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが鈍く4着に敗れた。

10月26日、連闘で迎えた14戦目は、一般C2六（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で陶文峰騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、伸びてきたナスノケリー決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

11月1日、連闘で迎えた15戦目は、一般C2七（盛岡ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で陶文峰騎手（5戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる形となり、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったザッツフェイマスを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

11月10日、連闘で迎えた16戦目は、震災復興子ども達に夢と笑顔を（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で陶文峰騎手（6戦1勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のチャンピオンパラオに2馬身半の差をつけて2勝目を手に入れた。

11月16日、連闘で迎えた17戦目は、一般C2九（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で陶文峰騎手（7戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では逸出した伸び脚で驀進したが、パープルヘイズに半馬身交わされて2着に敗北した。

11月24日、連闘で迎えた18戦目は、モーちゃん杯（水沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で陶文峰騎手（8戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

11月30日、連闘で迎えた19戦目は、一般C2七（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は10戦連続で陶文峰騎手（9戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

12月8日、連闘で迎えた20戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、一般C2二（水沢ダート1400m 晴/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、勝ったヤマニントレフルに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

12月14日、連闘で迎えた21戦目は、一般C2十一（水沢ダート1300m 小雪/不良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月28日、中1週で迎えた22戦目は、花菜好きシクラメンレース（水沢ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は陶文峰騎手（10戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、勝ったシャイニーパティオを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

5歳（2015年）

1月3日、連闘で迎えた23戦目は、一般C2十（水沢ダート1300m 雪/不良）に出走。鞍上は村上忍騎手（2戦0勝）。6頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、ネメシスに交わされて1馬身差の2着に敗れた。

3月23日、約2か月半の間隔を開けて迎えた24戦目は、一般C2一（水沢ダート1400m 雪/重）に出走。鞍上は陶文峰騎手（11戦2勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では最後まで息が続かず9着に敗れた。