プリンセスポケット（2013年生、母ピサノドヌーヴ）

プリンセスポケット（2013年3月23日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「姫＋父名の一部」。毛色は栗毛。種牡馬のジャングルポケット（当時15歳）と交配したピサノドヌーヴが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）岩見牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方17戦6勝2着2回。2016年のひまわり賞(牝地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

奥村武厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2015年）

12月26日、デビュー戦は田辺裕信騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は456kg。18頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

3歳（2016年）

3月27日、約3か月の休養明けで迎えた2戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。18頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、スローペースで馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。最後は勢いを失って17着に終わった。

5月4日、中4週で迎えた3戦目は、菅原辰徳騎手を鞍上に迎えて、3歳C2二（盛岡ダート1200m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のウインアイフォースに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

5月22日、中2週で迎えた4戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のホワイトマーベル賞（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のシュクエターナルに3馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

6月12日、中2週で迎えた5戦目は、3歳戦のアーリーイエロー賞（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は菅原辰徳騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

6月27日、中1週で迎えた6戦目は、3歳戦の奥州えさしいす-1GP賞（水沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で菅原辰徳騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るディアシェダルを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて3勝目を獲得した。

7月10日、中1週で迎えた7戦目は、3歳B2二（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原辰徳騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のマイネルアーベントに4馬身の差をつけて4勝目を収める

7月23日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦のいさわ水の郷夏まつり賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で菅原辰徳騎手（4戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後はテルノマイヒメと並んで2着同着となった。

8月7日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のひまわり賞（盛岡ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で菅原辰徳騎手（5戦3勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のように疾駆したが、勝ったサプライズハッピーに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

8月28日、中2週で迎えた10戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定地方重賞のビューチフルドリーマーカップ（水沢ダート1900m 曇/重）に出走。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

10月15日、中6週で迎えた11戦目は、一般B2六（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は菅原辰徳騎手（6戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

10月29日、中1週で迎えた12戦目は、一般B2七（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で菅原辰徳騎手（7戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、3着に終わった。

11月26日、中3週で迎えた13戦目は、一般B2（水沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で菅原辰徳騎手（8戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のデジタルデータに4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

12月12日、中1週で迎えた14戦目は、ディセンバーカップ（水沢ダート1900m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で菅原辰徳騎手（9戦4勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚が止まってしまい7着に終わった。

4歳（2017年）

4月16日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた15戦目は、水沢公園桜まつり賞（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で菅原辰徳騎手（10戦4勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く4着に終わった。

4月29日、中1週で迎えた16戦目は、盛岡さくらまつり賞（盛岡ダート1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は高橋悠里騎手（1戦1勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るフォールドインを上がり1位の末脚で半馬身差し切って雨中の一戦を制した。

5月14日、中1週で迎えた17戦目は、フェアリーアイ賞（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は菅原辰徳騎手（11戦4勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は失速してしまい10着に終わった。

5月28日、中1週で迎えた18戦目は、新食感!岩手・盛岡純米めん賞（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で菅原辰徳騎手（12戦4勝）。11頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。

6月12日、中1週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた19戦目は、震災復興子ども達に夢と笑顔を（水沢ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で菅原辰徳騎手（13戦4勝）。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。