ロンドンデリーエア（2017年生、母オメガグレイス）

ロンドンデリーエア（2017年3月10日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「父の出生国であるアイルランドの民謡」。毛色は栗毛。種牡馬のタートルボウル（当時15歳）と交配したオメガグレイスが19歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。主な勝ち鞍は2020年の3歳以上1勝クラス。

経歴

デビュー前

グリーンファーム愛馬会にて総額1,600万円（8万×200口）で一口馬主が募集された。

武英智厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

10月20日、デビュー戦は藤岡佑介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。馬体重は470kg。13頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではいいところがなく11着に終わった。

11月10日、中2週で迎えた2戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったイバルに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

11月30日、中2週で迎えた3戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま力一杯の粘りで持ち堪えて、最後は2着のクリノヴジュアルに1馬身1/4の差をつけて未勝利戦を制した。

3歳（2020年）

3月8日、約3か月半の休養明けで迎えた4戦目は、3歳1勝クラス（中山ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3月28日、中2週で迎えた5戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

5月2日、中4週で迎えた6戦目は、3歳1勝クラス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（2戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

8月8日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて難なく抜け出し、最後は2着のカネコメノボルに3馬身半の差をつけて2勝目を掴み取った。

8月23日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上2勝クラスの大通公園特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、伸びてきたシェダル決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

9月6日、中1週で迎えた9戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの釧路湿原特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り7着に敗れた。

11月15日、中9週で迎えた10戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

4歳（2021年）

1月23日、中9週で迎えた11戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの小倉城特別（小倉ダート1700m 雨/重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚色が悪くなり13着に敗れた。

2月13日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上2勝クラスの和布刈特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で富田暁騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が冴えず最後はテイエムクロムシャと並んで7着同着となった。

6月13日、約4か月の休養明けで迎えた13戦目は、3歳以上2勝クラスの桑園特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

6月20日、連闘で迎えた14戦目は、3歳以上2勝クラスの報知杯大雪山特別（札幌ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着を確保した。

8月1日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた15戦目は、3歳以上2勝クラスの竜飛崎特別（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

8月22日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上2勝クラスの大通公園特別（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（3戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が上がってしまい12着に敗れた。

11月27日、約3か月の休み明けで迎えた17戦目は、3歳以上2勝クラス（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続でC.ルメール騎手（4戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

12月18日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上2勝クラスの大須特別（中京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は富田暁騎手（2戦0勝）。15頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい12着に敗れた。

5歳（2022年）

7月23日、約7か月の休み明けで迎えた19戦目は、3歳以上2勝クラスの大倉山特別（札幌ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

8月6日、中1週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの桑園特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（4戦0勝）。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して5番手で通過。最後は脚勢が悪くなり14着に終わった。

9月4日、中3週で迎えた21戦目は、鷲頭虎太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（札幌ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい11着に終わった。

10月30日、中7週で迎えた22戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は勢いを失って11着に終わった。

6歳（2023年）

3月8日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から27kg増やして迎えた23戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、ゴールデンステッキ賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

3月31日、中2週で迎えた24戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、萌黄賞（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい8着に敗れた。

4月18日、中2週で迎えた25戦目は、モルガナイト賞（大井ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず11着に終わった。

5月24日、中4週で迎えた26戦目は、新緑賞（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で本田正重騎手（2戦0勝）。15頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。最後は垂れてしまい15着に終わった。

6月6日、中1週で迎えた27戦目は、キャンサー賞（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は一杯になって10着に終わった。

11月3日、約5か月の休養明けで迎えた28戦目は、SPAT4賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（2戦0勝）。13頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は失速してしまい12着に終わった。

7歳（2024年）

4月11日、約5か月半の休み明けで迎えた29戦目は、野畑凌騎手を鞍上に迎えて、一般B2三（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く4着に終わった。

4月24日、中1週で迎えた30戦目は、カフェ・ド・パリ賞（大井ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で野畑凌騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が悪くなり9着に敗れた。

5月15日、中2週で迎えた31戦目は、新緑賞（大井ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で野畑凌騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚が振るわず16着に終わった。

6月18日、中4週で迎えた32戦目は、加藤翔馬騎手を鞍上に迎えて、一般C2十一（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のマテウスに1馬身の差をつけて断然人気に応えた。

7月1日、中1週で迎えた33戦目は、能登半島地震復興支援杯（36）特別編成（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤翔馬騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカミノマジックに7馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

7月7日、連闘で迎えた34戦目は、ウマ吟行会来場記念（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤翔馬騎手（2戦2勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、勝ったエムティトップに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

7月22日、中1週で迎えた35戦目は、堀場裕充騎手を鞍上に迎えて、なるみ&しおり結婚おめでとう記念（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエイシンウィンクに5馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

8月27日、中4週で迎えた36戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、松ちゃんプリンス生誕記念（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のヒミノイチシロに5馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

9月15日、中2週で迎えた37戦目は、清水広和ちゃん67歳誕生日おめでとう記念（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は加藤翔馬騎手（3戦2勝）。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では目立つような脚を使えず3着に敗れた。

10月1日、中1週で迎えた38戦目は、金沢競馬プレミアム（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（1戦1勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

10月20日、中2週で迎えた39戦目は、（生）みっふ博’24―不惑の余裕―杯特別編成（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のジェネロジテに1馬身半の差をつけて7勝目を奪取した。

11月12日、中2週で迎えた40戦目は、やましろカニまつり×九谷焼マルシェ賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は加藤翔馬騎手（4戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず4着に敗れた。