ピンクキャデラック（1988年生、母フジノキヨザクラ）

ピンクキャデラック（1988年4月12日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサクラシンゲキ（当時11歳）と交配したフジノキヨザクラが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は矢野牧場。戦績は、中央平地10戦1勝2着1回、地方36戦0勝2着2回。主な勝ち鞍は1991年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

新関力厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1990年）

9月8日、デビュー戦は加藤和宏騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（函館芝1000m 晴/稍重）に出走。馬体重は420kg。7頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。

9月23日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（函館芝1000m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和宏騎手（1戦0勝）。7頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に終わった。

3歳（1991年）

4月14日、約7か月の休み明けで迎えた3戦目は、坂井千明騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。逃げる形となり、極端なハイペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天授の負けん気を発揮してゴールまで頑張り、4着を確保した。

4月28日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（新潟芝1400m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で坂井千明騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

7月28日、約3か月の休養明けで迎えた5戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は加藤和宏騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に敗れた。

8月10日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（函館芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和宏騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず3着に終わった。

8月25日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤和宏騎手（4戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るベストスキーユーを上がり2位タイの末脚でクビ差だけ差し切って初白星を挙げた。

9月8日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（函館芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で加藤和宏騎手（5戦1勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではシャープな伸びを見せたが、シュウザンアンバーにクビ差交わされて2着となった。

9月21日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（函館芝1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で加藤和宏騎手（6戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや速いペースで集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後は脚を失くしてしまい12着に敗れた。

10月6日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、4歳以上500万下（東京芝1600m 小雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で加藤和宏騎手（7戦1勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

4歳（1992年）

1月3日、約3か月の間隔を開けて迎えた11戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、一般C2六（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。10着に敗れた。

1月24日、中2週で迎えた12戦目は、一般C2八九（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。4着に終わった。

2月19日、中3週で迎えた13戦目は、上嶋武文騎手を鞍上に迎えて、一般C2四（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。9着に終わった。

3月2日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、一般C2七八（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は張田京騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。3着に入った。

3月10日、連闘で迎えた15戦目は、一般C1四 C2三（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。9着に敗れた。

3月22日、中1週で迎えた16戦目は、一般C2三（大井ダート1500m 内回り晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（4戦0勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。11着に終わった。

4月2日、中1週で迎えた17戦目は、フェニックス特別（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で張田京騎手（5戦0勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。

6月16日、約2か月半の間隔を開けて迎えた18戦目は、一般C2三（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で張田京騎手（6戦0勝）。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。10着に終わった。

6月30日、中1週で迎えた19戦目は、一般C2四（浦和ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で張田京騎手（7戦0勝）。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。8着に終わった。

7月16日、中1週で迎えた20戦目は、一般C2六七（大井ダート1500m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で張田京騎手（8戦0勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

7月30日、中1週で迎えた21戦目は、北原寿昭騎手を鞍上に迎えて、一般C2四（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。6頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月9日、中0週で迎えた22戦目は、一般C2三（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北原寿昭騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。6着に終わった。

8月20日、中1週で迎えた23戦目は、牧坂徹騎手を鞍上に迎えて、一般C2三（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月8日、中2週で迎えた24戦目は、一般C2二（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で牧坂徹騎手（1戦0勝）。7頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。

9月30日、中2週で迎えた25戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、一般C2三四（大井ダート1200m 曇/重）に出走。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。最後は、勝ったフェートセイコーから半馬身差の2着となった。

5歳（1993年）

4月16日、約6か月半の休み明けで迎えた26戦目は、鍛炭幸夫騎手を鞍上に迎えて、一般C2五（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。8着に敗れた。

5月4日、中2週で迎えた27戦目は、一般C2七（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鍛炭幸夫騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。7着に敗れた。

5月21日、中1週で迎えた28戦目は、一般C2五（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は上嶋武文騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。10着に終わった。

6月4日、中1週で迎えた29戦目は、一般C2六七（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は張田京騎手（9戦0勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月17日、中1週で迎えた30戦目は、一般C2五六（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（10戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。4着に敗れた。

6月24日、連闘で迎えた31戦目は、一般C2六（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（11戦0勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。8着に敗れた。

7月18日、中2週で迎えた32戦目は、一般C2五六（大井ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で張田京騎手（12戦0勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。8着に敗れた。

7月23日、連闘で馬体重を前走から10kg増やして迎えた33戦目は、一般C2四（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で張田京騎手（13戦0勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。

8月20日、中3週で馬体重を前走から5kg絞って迎えた34戦目は、一般C2四（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で張田京騎手（14戦0勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。9着に終わった。

8月29日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた35戦目は、一般C2五（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で張田京騎手（15戦0勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったミスターガリバーから2馬身差の2着となった。

9月11日、中1週で迎えた36戦目は、一般C2三四（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で張田京騎手（16戦0勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。8着に敗れた。

9月16日、連闘で迎えた37戦目は、一般C2四（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で張田京騎手（17戦0勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。4着に敗れた。

10月5日、中2週で迎えた38戦目は、一般C2五（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は上嶋武文騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。12着に終わった。

10月10日、連闘で迎えた39戦目は、一般C2三四（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は張田京騎手（18戦0勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。8着に終わった。

6歳（1994年）

2月11日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた40戦目は、橋尚也騎手を鞍上に迎えて、一般C3二（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。12着に終わった。

3月31日、中6週で迎えた41戦目は、一般C3二（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋尚也騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。5着に終わった。

4月7日、連闘で馬体重を前走から11kg減らして迎えた42戦目は、桃井十四秋騎手を鞍上に迎えて、一般C3二（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

4月22日、中1週で馬体重を前走から15kg戻して迎えた43戦目は、一般C3一（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は橋尚也騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。10着に終わった。

5月6日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた44戦目は、秋田実騎手を鞍上に迎えて、一般C3一（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。9着に終わった。

5月12日、連闘で迎えた45戦目は、一般C3一二（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で秋田実騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。12着に終わった。

5月23日、中1週で迎えた46戦目は、深緑特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で秋田実騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。9着に終わった。