タイガージャージ（1984年生、母リッチフィールド）

タイガージャージ（1984年5月8日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のプレストウコウ（当時10歳）と交配したリッチフィールドが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は泉渕瀬牧場。戦績は、中央平地20戦2勝2着4回、地方20戦6勝2着3回。主な勝ち鞍は1988年の5歳以上400万下。

経歴

デビュー前

平井雄二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1986年）

9月13日、デビュー戦は嶋田功騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1200m 外回り曇/重）に出走。馬体重は436kg。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。

9月28日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で嶋田功騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

10月26日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で嶋田功騎手（2戦0勝）。7頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず4着に敗れた。

3歳（1987年）

8月16日、約10か月の休み明けで迎えた4戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1700m 曇/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で嶋田功騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

9月13日、中3週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で嶋田功騎手（4戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を取り切り、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では卓出した伸び脚で驀進したが、デトネーションに半馬身交わされて2着に敗北した。

9月27日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で嶋田功騎手（5戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のチェスターフイルドに1馬身3/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

10月11日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上400万下（東京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で嶋田功騎手（6戦1勝）。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい4着に敗れた。

11月21日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、4歳以上400万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で嶋田功騎手（7戦1勝）。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に敗れた。

12月5日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上400万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で嶋田功騎手（8戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったマツヤマイナリを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

12月19日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上400万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で嶋田功騎手（9戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたスルーオダイナ決め手に屈してアタマ差の2着に惜敗した。

4歳（1988年）

1月17日、中3週で迎えた11戦目は、5歳以上400万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で嶋田功騎手（10戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力のある伸びを見せたが、伸びてきたトーコールーラ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

2月7日、中2週で迎えた12戦目は、5歳以上400万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で嶋田功騎手（11戦1勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に敗れた。

2月29日、中2週で迎えた13戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

3月26日、中3週で迎えた14戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下（中京ダート1700m 雨/不良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4月10日、中1週で迎えた15戦目は、東信二騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に敗れた。

5月1日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた16戦目は、吉沢宗一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下の清津峡特別（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では決め手に欠いて4着に敗れた。

5月15日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた17戦目は、5歳以上400万下（新潟芝2200m 外回り曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で吉沢宗一騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓のスロトングスピリットで渋太く粘り続けて、最後は2着のファイテングイブキを3/4馬身振り切って優勝

6月25日、中5週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の栗子特別（福島芝2000m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で吉沢宗一騎手（2戦1勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、3着を確保した。

7月24日、中3週で迎えた19戦目は、4歳以上400万下の霞ヶ城特別（福島芝2000m 小雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で吉沢宗一騎手（3戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

8月14日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上400万下の豊栄特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉沢宗一騎手（4戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら3番手で通過。最後は脚勢が衰えて13着に敗れた。

11月26日、約3か月半の休み明けで迎えた21戦目は、別府真司騎手を鞍上に迎えて、一般A3（高知ダート1600m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。8着に敗れた。

12月24日、中3週で迎えた22戦目は、細川忠義騎手を鞍上に迎えて、一般A2（高知ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。8着に敗れた。

5歳（1989年）

2月25日、中8週で迎えた23戦目は、一般A2（高知ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で細川忠義騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。10着に敗れた。

6月11日、約3か月半の休養明けで迎えた24戦目は、一般A2（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で細川忠義騎手（2戦0勝）。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

7月8日、中3週で迎えた25戦目は、一般A3（高知ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は別府真司騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったマンノキングからクビ差の2着となった。

8月6日、中3週で迎えた26戦目は、一般A2（高知ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は細川忠義騎手（3戦0勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。3着を確保した。

6歳（1990年）

4月21日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた27戦目は、一般C1-1（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は別府真司騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のカケノアズミをクビ差制して久々の実戦をモノにした。

6月3日、中5週で迎えた28戦目は、長浜特別（高知ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で別府真司騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。9着に敗れた。

8月11日、中9週で迎えた29戦目は、一般C5-2（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で別府真司騎手（4戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のツナギヒーローに半馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

9月8日、中3週で迎えた30戦目は、一般C4-6（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で別府真司騎手（5戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のゴットウインザーに1馬身の差をつけて5勝目を収める

10月6日、中3週で迎えた31戦目は、一般C4-3（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で別府真司騎手（6戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったサクラサリーナスからハナ差の2着に甘んじた。

11月3日、中3週で迎えた32戦目は、一般C4-1（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で別府真司騎手（7戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のファイブタイガーに1馬身の差をつけて6勝目を掴み取った。

11月19日、中1週で迎えた33戦目は、白菊特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で別府真司騎手（8戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のフミノボーイに3/4馬身の差をつけて7勝目を手にした。

12月23日、中4週で迎えた34戦目は、一般C3-2（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で別府真司騎手（9戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

7歳（1991年）

4月30日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から17kg減らして迎えた35戦目は、宮路洋一騎手を鞍上に迎えて、一般C3-2（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。5着に終わった。

5月27日、中3週で迎えた36戦目は、花本正三騎手を鞍上に迎えて、一般C3-2（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のサンノーザリーをアタマ差制して8勝目を掴み取った。

6月30日、中4週で迎えた37戦目は、一般C3-2（高知ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で花本正三騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月9日、連闘で迎えた38戦目は、一般C3-2（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で花本正三騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったハーリーローレルから半馬身差の2着に敗北した。

8月10日、中4週で迎えた39戦目は、一般C3-1（高知ダート1300m 小雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で花本正三騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。8着に敗れた。

10月7日、中7週で迎えた40戦目は、一般C3-2（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で花本正三騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。10着に敗れた。