アンダーザフラッグ（2020年生、母インシスト）

アンダーザフラッグ（2020年4月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「旗の下に」。毛色は栗毛。種牡馬のレインボーライン（当時7歳）と交配したインシストが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はプログレスファーム。主な勝ち鞍は2023年のわたるくんくにちゃん誕生日記念。

経歴

デビュー前

武井亮厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

10月10日、デビュー戦は永島まなみ騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝2000m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は472kg。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

10月22日、中1週で迎えた2戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず6着に終わった。

12月17日、中7週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

3歳（2023年）

1月21日、中4週で迎えた4戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1900m 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

2月5日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見所を作れず10着に終わった。

2月19日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神ダート2000m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で松田大作騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

2023年2月22日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

4月27日、中9週で馬体重を前走から26kg増やして迎えた7戦目は、阪野学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-2（門別ダート1700m 晴/重）に56kgの斤量を背負って出走。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

5月11日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上C4-2（門別ダート1600m 内回り晴/良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で阪野学騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

5月25日、中1週で迎えた9戦目は、落合玄太騎手を鞍上に迎えて、rapora賞（門別ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

6月7日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上C4-2（門別ダート1700m 曇/稍重）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で落合玄太騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

6月21日、中1週で迎えた11戦目は、一般C4-1（門別ダート1200m 晴/良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で落合玄太騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず4着に敗れた。

7月4日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上C34 C41（門別ダート1200m 晴/良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で落合玄太騎手（3戦0勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず5着に終わった。

7月18日、中1週で迎えた13戦目は、新冠湖賞（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で落合玄太騎手（4戦0勝）。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり5着に終わった。

8月22日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた14戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のわたるくんくにちゃん誕生日記念（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のジラソーレに5馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

9月20日、中3週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた15戦目は、3歳戦の☆祝還暦☆佐藤保弘お疲れ様記念（名古屋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず5着に敗れた。

10月4日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた16戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、野々山愛生誕祭（名古屋ダート1500m 曇/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るユアソングを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて2勝目を挙げた。

11月6日、中4週で迎えた17戦目は、村上弘樹騎手を鞍上に迎えて、ぷーりん生誕22周年記念（名古屋ダート1500m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では決め手が足りず9着に敗れた。

11月16日、中0週で迎えた18戦目は、伊藤楓馬23歳おめでとう杯（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に敗れた。

4歳（2024年）

1月5日、中6週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた19戦目は、一般C11（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（2戦1勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

1月18日、中1週で迎えた20戦目は、一般C12（名古屋ダート1500m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で大畑雅章騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線に入ると、前で粘るスパーキングブルーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

2月2日、中1週で迎えた21戦目は、竹島海岸特別（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大畑雅章騎手（4戦2勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手が足りず7着に終わった。

2月16日、中1週で迎えた22戦目は、一般C5（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で大畑雅章騎手（5戦2勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3月1日、中1週で迎えた23戦目は、塚本征吾騎手を鞍上に迎えて、一般C3（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

3月22日、中2週で迎えた24戦目は、藤原幹生騎手を鞍上に迎えて、オグリンの誕生日は特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。

4月19日、中3週で迎えた25戦目は、細川智史騎手を鞍上に迎えて、笠松けいば金曜日ライブ配信中（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に敗れた。