ザモウコダマシイ（2018年生、母トレノトマト）

ザモウコダマシイ（2018年4月5日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「勇ましい様」。毛色は鹿毛。種牡馬のロードカナロア（当時10歳）と交配したトレノトマトが16歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は藤原牧場。主な勝ち鞍は2021年のまりなちゃん誕生日記念(一般C19)。

経歴

デビュー前

坂口智康厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2021年）

2月6日、デビュー戦は団野大成騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京ダート1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は460kg。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入った。

2月21日、中1週で迎えた2戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後は一杯になって15着に敗れた。

6月5日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は団野大成騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず12着に終わった。

8月14日、中9週で迎えた4戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に終わった。

8月29日、中1週で迎えた5戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤懸貴志騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を披露し、5着に入り込んだ。

12月22日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた6戦目は、宮下瞳騎手を鞍上に迎えて、まりなちゃん誕生日記念（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のブレスドレインに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4歳（2022年）

1月4日、中1週で迎えた7戦目は、一般C16（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮下瞳騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見事な伸び脚で急追したが、勝ったセイオーキッドに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

2月2日、中3週で迎えた8戦目は、やすひろ&みずほ結婚記念賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮下瞳騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして、最後は2着のサルーをクビ差振り切って2勝目をつかんだ。

3月11日、中4週で迎えた9戦目は、どんこファイナル特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で宮下瞳騎手（3戦2勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はバテてしまい10着に敗れた。

4月13日、中4週で迎えた10戦目は、一般C6（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で宮下瞳騎手（4戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。

4月25日、中1週で迎えた11戦目は、加藤聡一騎手を鞍上に迎えて、一般C6（名古屋ダート920m 晴/重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るニシノカタパルトを自慢の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

7月10日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は団野大成騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

9月4日、中7週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた13戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は藤懸貴志騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず8着に終わった。

9月24日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤懸貴志騎手（3戦0勝）。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず7着に終わった。

10月15日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤懸貴志騎手（4戦0勝）。15頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

5歳（2023年）

1月28日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた16戦目は、角田大河騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 晴/不良）に出走。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

2月19日、中2週で迎えた17戦目は、鷲頭虎太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 小雨/不良）に出走。14頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

5月7日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で鷲頭虎太騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では決め手が足りず11着に終わった。

6月3日、中3週で迎えた19戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は藤懸貴志騎手（5戦0勝）。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず14着に終わった。

8月13日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤懸貴志騎手（6戦0勝）。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に終わった。

8月27日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤懸貴志騎手（7戦0勝）。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

9月3日、連闘で迎えた22戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤懸貴志騎手（8戦0勝）。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に敗れた。

2021年9月10日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

6歳（2024年）

1月14日、約4か月半の休養明けで迎えた23戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で藤懸貴志騎手（9戦0勝）。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず7着に終わった。

2月4日、中2週で迎えた24戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 曇/重）に出走。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず12着に終わった。

2024年2月8日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。