キョウエイペトラ（2009年生、母カナディアンアプルーバル）

キョウエイペトラ（2009年4月29日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は栃栗毛。種牡馬のケイムホーム（当時10歳）と交配したカナディアンアプルーバルが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）大狩部牧場。戦績は、地方36戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は2012年の若盛特別。

経歴

デビュー前

1歳のとき、田端牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

武井和実厩舎（川崎）へ入厩。

2歳（2011年）

6月17日、デビュー戦は森泰斗騎手を鞍上に据えて、2歳（川崎ダート900m 雨/不良）に出走。馬体重は412kg。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて難なく抜け出し、最後は2着のボンヴォヤージュに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月5日、中2週で迎えた2戦目は、2歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のポッドクィーンに6馬身の差をつけて2勝目を手に入れた。

10月5日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた3戦目は、2歳S3の鎌倉記念（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦2勝）。13頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に敗れた。

11月11日、中4週で迎えた4戦目は、2歳S3のローレル賞（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（3戦2勝）。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に敗れた。

12月13日、中4週で迎えた5戦目は、佐藤博紀騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のサウンドホース賞（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では稲妻の如き末脚を披露し、3着に入った。

12月31日、中2週で迎えた6戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳S1の東京2歳優駿（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では速い脚を使えず13着に終わった。

3歳（2012年）

1月23日、中2週で迎えた7戦目は、3歳戦の若竹特別（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は佐藤博紀騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り5着に敗れた。

2月21日、中3週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた8戦目は、3歳戦の若盛特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤博紀騎手（2戦0勝）。6頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のコスモワイルドをアタマ差振り切って3勝目を掴み取った。

2月27日、連闘で迎えた9戦目は、3歳戦のうぐいす特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤博紀騎手（3戦1勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、勝ったキョウエイロブストに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

3月21日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定3歳S1の桜花賞（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤博紀騎手（4戦1勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

4月10日、中2週で迎えた11戦目は、3歳戦の山桜特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤博紀騎手（5戦1勝）。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では速い脚を使えず11着に敗れた。

5月10日、中3週で迎えた12戦目は、牝馬限定3歳S1の東京プリンセス賞（大井ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で佐藤博紀騎手（6戦1勝）。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり12着に終わった。

6月14日、中4週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた13戦目は、白百合特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で佐藤博紀騎手（7戦1勝）。13頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

9月10日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走からさらに19kg増やして迎えた14戦目は、紫苑特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で佐藤博紀騎手（8戦1勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい8着に終わった。

9月28日、中2週で迎えた15戦目は、仲秋特別（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で佐藤博紀騎手（9戦1勝）。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

10月19日、中2週で迎えた16戦目は、浦島特別（川崎ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は10戦連続で佐藤博紀騎手（10戦1勝）。14頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず13着に終わった。

10月31日、中1週で迎えた17戦目は、一般C1（船橋ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は11戦連続で佐藤博紀騎手（11戦1勝）。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。

11月8日、連闘で迎えた18戦目は、小春特別（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は12戦連続で佐藤博紀騎手（12戦1勝）。14頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では見所を作れず13着に終わった。

12月6日、中3週で迎えた19戦目は、烈風スプリント（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で佐藤博紀騎手（13戦1勝）。11頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手に欠いて5着に終わった。

12月21日、中1週で迎えた20戦目は、トナカイ特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は14戦連続で佐藤博紀騎手（14戦1勝）。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天資の闘志でゴールまで力戦し、5着を確保した。

4歳（2013年）

1月2日、中1週で迎えた21戦目は、ゴールデンホース賞（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は15戦連続で佐藤博紀騎手（15戦1勝）。14頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

1月30日、中3週で迎えた22戦目は、葉牡丹特別（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は16戦連続で佐藤博紀騎手（16戦1勝）。13頭立ての9番人気で大外13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい8着に終わった。

2月15日、中1週で迎えた23戦目は、弓立山特別（浦和ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は17戦連続で佐藤博紀騎手（17戦1勝）。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

2月27日、中1週で迎えた24戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、春麗特別（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に終わった。

3月14日、中1週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた25戦目は、憲一&美奈子結婚おめでとう記念（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びを欠き7着に終わった。

9月3日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から29kg戻して迎えた26戦目は、芙蓉特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤博紀騎手（18戦1勝）。13頭立ての13番人気で大外13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず13着に終わった。

9月26日、中2週で迎えた27戦目は、一般C1二（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤博紀騎手（19戦1勝）。13頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天授の負けじ心を発揮してゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

10月8日、中1週で迎えた28戦目は、木の実賞（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤博紀騎手（20戦1勝）。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚に勢いがなく13着に終わった。

11月1日、中2週で迎えた29戦目は、ダフィ丸カップ（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤博紀騎手（21戦1勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に終わった。

11月14日、中1週で迎えた30戦目は、牝馬限定戦の葉牡丹賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（4戦2勝）。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るリコーシルエットを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて久しぶりに白星を挙げた。

12月6日、中2週で迎えた31戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、船橋ファイナル2013（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では非凡な末脚を披露し、3着に入り込んだ。

12月17日、中1週で迎えた32戦目は、シンフォニー特別（川崎ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（5戦3勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

5歳（2014年）

1月2日、中1週で迎えた33戦目は、11th ゴールデンホース賞（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（6戦3勝）。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

6月30日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた34戦目は、一般C1五六（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（7戦3勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

7月24日、中2週で迎えた35戦目は、牝馬限定戦の湘南江の島海の女王杯（川崎ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（8戦3勝）。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

8月20日、中3週で迎えた36戦目は、閃光賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で森泰斗騎手（9戦3勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に敗れた。