アドマイヤルビー（1993年生、母クラシックトレジャー）

アドマイヤルビー（1993年4月1日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のリズム（当時6歳）と交配したクラシックトレジャーが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）杵臼斉藤牧場。戦績は、中央平地10戦1勝、中央障害12戦0勝2着4回。主な勝ち鞍は1995年の3歳新馬。

経歴

デビュー前

橋田満厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1995年）

8月12日、デビュー戦は南井克巳騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（函館芝1000m 曇/良）に出走。馬体重は434kg。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のジュエルカントリーに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

9月24日、中5週で迎えた2戦目は、3歳オープン（函館芝1800m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（1戦1勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に敗れた。

3歳（1996年）

1月6日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンの紅梅賞（京都芝1200m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず11着に終わった。

2月11日、中4週で迎えた4戦目は、4歳500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は一杯になって11着に終わった。

4月6日、中7週で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で上村洋行騎手（2戦0勝）。13頭立ての11番人気で大外13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では末脚がパッとせず13着に終わった。

9月1日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた6戦目は、清山宏明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（函館ダート1000m 小雨/不良）に出走。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は失速してしまい11着に敗れた。

9月15日、中1週で迎えた7戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下の十和田湖特別（函館芝1800m 曇/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が冴えず5着に終わった。

9月21日、連闘で迎えた8戦目は、4歳以上500万下の檜山特別（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に終わった。

10月27日、中4週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は南井克巳騎手（2戦1勝）。15頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に敗れた。

11月9日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の瓢湖特別（新潟芝2000m 外回り曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

12月22日、中5週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた11戦目は、北村卓士騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。6着に敗れた。

4歳（1997年）

1月11日、中2週で迎えた12戦目は、西谷誠騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月1日、中2週で迎えた13戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で西谷誠騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったカネツライデンから5馬身差の2着に敗北した。

2月15日、中1週で迎えた14戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で西谷誠騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。9着に敗れた。

3月15日、中3週で迎えた15戦目は、障害5歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は4戦連続で西谷誠騎手（3戦0勝）。6頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。3着に敗れた。

4月5日、中2週で迎えた16戦目は、障害5歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は5戦連続で西谷誠騎手（4戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。3着に終わった。

4月19日、中1週で迎えた17戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったアワパラゴンから5馬身差の2着となった。

5月17日、中3週で迎えた18戦目は、障害4歳以上未勝利（中京障害芝2800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。6頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に沈んだ。

6月7日、中2週で迎えた19戦目は、酒井浩騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中京障害芝2800m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。最後は、勝ったトップロードから1馬身差の2着となった。

6月28日、中2週で迎えた20戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は北村卓士騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

8月3日、中4週で迎えた21戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2800m 外→内晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村卓士騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5歳（1998年）

4月25日、約9か月の休み明けで迎えた22戦目は、林満明騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったイブキドルフィンから半馬身差の2着となった。