キタサンヤマブキ（2021年生、母キタサンアメジスト）

キタサンヤマブキ（2021年2月11日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+山吹、春の黄金色の花」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のヘニーヒューズ（当時18歳）と交配したキタサンアメジストが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は木田牧場。主な勝ち鞍は2025年の3歳以上C4-4。

経歴

デビュー前

梅田智之厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2024年）

3月16日、デビュー戦は菱田裕二騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は514kg。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず11着に敗れた。

4月6日、中2週で迎えた2戦目は、吉村誠之助騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では見所を作れず13着に終わった。

5月15日、中5週で迎えた3戦目は、小野楓馬騎手を鞍上に迎えて、3歳（門別ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が悪くなり7着に敗れた。

5月29日、中1週で迎えた4戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、3歳（門別ダート1200m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

9月17日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた5戦目は、金山昇馬騎手を鞍上に迎えて、一般C4-3（門別ダート1200m 晴/稍重）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい6着に終わった。

10月3日、中1週で迎えた6戦目は、一般C4-3（門別ダート1200m 曇/良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で金山昇馬騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は勢いを失って9着に終わった。

10月16日、中1週で迎えた7戦目は、一般C4-3（門別ダート1200m 晴/重）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で金山昇馬騎手（2戦0勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず5着に終わった。

10月31日、中1週で迎えた8戦目は、一般C4-3（門別ダート1000m 晴/良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は桑村真明騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では印象的な伸び脚で急追したが、抜け出したアンジュラプソディにアタマ差届かず2着に甘んじた。

11月7日、連闘で迎えた9戦目は、ビアパーティーAiba浦河賞3（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に終わった。

4歳（2025年）

4月16日、約5か月半の休み明けで迎えた10戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-4（門別ダート1000m 雨/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリッククッキーに9馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

5月7日、中2週で迎えた11戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-3（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って9着に敗れた。

5月22日、中1週で迎えた12戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、グランシャリオドリーム12（門別ダート1000m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

6月5日、中1週で迎えた13戦目は、落合玄太騎手を鞍上に迎えて、グランシャリオドリーム17（門別ダート1000m 曇/重）に出走。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では物凄い伸び脚で追い上げたが、勝ったデュジャックに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

6月19日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上C4-3（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は服部茂史騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では印象的な伸び脚で追い上げたが、抜け出したトーケンマコットを差し切れず、1馬身差の2着に敗北した。

7月1日、中1週で迎えた15戦目は、グランシャリオドリーム26（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（2戦1勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が鈍り9着に敗れた。

7月15日、中1週で迎えた16戦目は、夏いちごすずあかね賞（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で服部茂史騎手（3戦1勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。最後はバタバタになってしまい8着に終わった。

7月29日、中1週で迎えた17戦目は、ノウゼンカズラ特別（門別ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で服部茂史騎手（4戦1勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったスマイルムーンに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

8月12日、中1週で迎えた18戦目は、一般C4-2（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で服部茂史騎手（5戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り9着に敗れた。

8月26日、中1週で迎えた19戦目は、JAにいかっぷピーマン賞（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で服部茂史騎手（6戦1勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、勝ったカナデルエアにねじ伏せられて半馬身差の2着となった。

9月9日、中1週で迎えた20戦目は、ダリア特別（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で服部茂史騎手（7戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

11月3日、中7週で迎えた21戦目は、石川倭騎手を鞍上に迎えて、鍛えた日々に喝采を特別（門別ダート1000m 晴/重）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のスズオリーブに4馬身の差をつけて断然人気に応えた。