ニホンピロジュエル（2005年生、母ニホンピロタイラ）

ニホンピロジュエル（2005年3月25日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋宝石」。毛色は青毛。種牡馬のワイルドラッシュ（当時11歳）と交配したニホンピロタイラが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は佐竹学。戦績は、中央平地4戦0勝、地方7戦5勝2着2回。主な勝ち鞍は2009年の4歳以上C2。

経歴

デビュー前

大橋勇樹厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2008年）

5月3日、デビュー戦は芹沢純一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は486kg。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はガス欠状態になり12着に終わった。

4歳（2009年）

2月10日、約9か月半の休み明けで迎えた2戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、4歳以上D8一（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエイユールージュに約11馬身の大差をつけて初白星を挙げた。

3月24日、中5週で迎えた3戦目は、4歳以上D4三（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のバクシンセイコーに約11馬身の大差をつけて圧倒的支持に応えた。

4月21日、中3週で迎えた4戦目は、4歳以上C2（園田ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で大山真吾騎手（2戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のロゴスに7馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

5月12日、中2週で迎えた5戦目は、4歳以上C1（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大山真吾騎手（3戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、タガノブラックヒルに交わされて3馬身半差の2着に敗北した。

6月11日、中3週で迎えた6戦目は、4歳以上C1（姫路ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で大山真吾騎手（4戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のラガーホノカーに7馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

7月30日、中6週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた7戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で大山真吾騎手（5戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、勝ったタイガーファングに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

8月27日、中3週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上C1（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で大山真吾騎手（6戦4勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一歩一歩着実に差を詰めて、最後は2着のシングンエンジェルをクビ差振り切って圧倒的人気に応えた。

5歳（2010年）

1月17日、約5か月の休養明けで迎えた9戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい8着に敗れた。

2月6日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。先手を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず10着に敗れた。

5月16日、約3か月半の休養明けで迎えた11戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。