エプソムコメット（2005年生、母エプソムアルテミス）

エプソムコメット（2005年4月21日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋彗星」。毛色は栗毛。種牡馬のアントレプレナー（当時11歳）と交配したエプソムアルテミスが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は辻和明。戦績は、中央平地2戦0勝、地方24戦5勝2着2回。主な勝ち鞍は2009年の4歳以上C2-3。

経歴

デビュー前

エプソム愛馬会にて総額840万円（4.2万×200口）で一口馬主が募集された。

野元昭厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2007年）

12月1日、デビュー戦は野元昭嘉騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は474kg。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではいい脚を見せられず16着に終わった。

12月15日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で野元昭嘉騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず15着に終わった。

3歳（2008年）

2月8日、中7週で迎えた3戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、3歳F2一（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

3月4日、中3週で迎えた4戦目は、3歳F2一（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

3月14日、中0週で迎えた5戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳F2一（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に敗れた。

4月9日、中3週で迎えた6戦目は、渡瀬和幸騎手を鞍上に迎えて、3歳F2二（園田ダート1400m 晴/重）に出走。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

4月22日、中1週で迎えた7戦目は、3歳F3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

5月2日、中0週で迎えた8戦目は、3歳F3一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず9着に終わった。

5月27日、中3週で迎えた9戦目は、3歳F3二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（4戦0勝）。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

6月24日、中3週で迎えた10戦目は、平原透雄騎手を鞍上に迎えて、3歳F3三（姫路ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず4着に終わった。

7月8日、中1週で迎えた11戦目は、3歳F3三（姫路ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で平原透雄騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

8月14日、中4週で迎えた12戦目は、3歳F4二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で平原透雄騎手（2戦0勝）。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく6着に終わった。

8月27日、中1週で迎えた13戦目は、3歳F5一（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で平原透雄騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

12月30日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた14戦目は、板野央騎手を鞍上に迎えて、3歳以上D7三（園田ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に敗れた。

4歳（2009年）

1月20日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上D8二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で板野央騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に終わった。

2月22日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、青柳健一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 21（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したキャプテンスパロウを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

3月1日、連闘で迎えた17戦目は、4歳以上C2 31（佐賀ダート900m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で青柳健一騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず7着に敗れた。

4月4日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、4歳以上C2 14（佐賀ダート900m 小雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で青柳健一騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したシップウジンライを捕まえ切れず、4馬身差の2着となった。

4月19日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上C2 16（佐賀ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で青柳健一騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず8着に敗れた。

6月27日、中9週で迎えた20戦目は、4歳以上C2 11（佐賀ダート900m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で青柳健一騎手（4戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るブライドムーンを上がり0位の末脚で3/4馬身差し切って待望の初勝利を挙げた。

7月12日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上C2-8（佐賀ダート900m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で青柳健一騎手（5戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るマロンパフェを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて2勝目を掴み取った。

7月25日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上C2-8（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で青柳健一騎手（6戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のセルゲイエフに6馬身の差をつけて制した。

8月1日、連闘で迎えた23戦目は、4歳以上C2 12（佐賀ダート900m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で青柳健一騎手（7戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るケンシエタニティを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

8月14日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で青柳健一騎手（8戦4勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に敗れた。

8月30日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で青柳健一騎手（9戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月12日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は11戦連続で青柳健一騎手（10戦4勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るロイヤルトウコウを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。