クリスティイモン（2003年生、母ティーアイリス）

クリスティイモン（2003年2月21日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「人名＋冠名」。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時14歳）と交配したティーアイリスが14歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は前谷武志。戦績は、中央平地21戦3勝2着1回、地方2戦0勝。主な勝ち鞍は2006年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

1歳のとき、新井弘幸から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

根本康広厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2006年）

2月4日、デビュー戦は小野次郎騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1300m 晴/稍重）に出走。馬体重は470kg。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。先手を取る形となり、厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のブラックプールに8馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

6月17日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた2戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。果敢に端をきり、息の入らないペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、息長く末脚を伸ばして、最後は2着のスイートハビタットに1馬身1/4の差をつけて休養明けの一戦を制した。

7月22日、中4週で迎えた3戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の火打山特別（新潟芝1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で小野次郎騎手（2戦2勝）。18頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

8月5日、中1週で迎えた4戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の長岡特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。端をきり、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、5着に終わった。

10月29日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、3歳以上1000万下の多摩川特別（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（3戦2勝）。15頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい15着に敗れた。

11月12日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた6戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のみちのく特別（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は一杯になって11着に敗れた。

12月10日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた7戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って13着に終わった。

4歳（2007年）

4月28日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい8着に終わった。

10月6日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から30kg戻して迎えた9戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。敢然と端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい13着に敗れた。

10月28日、中2週で迎えた10戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、ゲットブラックに半馬身交わされて2着に敗北した。

11月18日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を爆発させて、最後は2着のデライトシーンを3/4馬身振り切って久しぶりに白星を挙げた。

12月9日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上1000万下の伊吹山特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で太宰啓介騎手（2戦1勝）。18頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、6着に終わった。

5歳（2008年）

4月27日、約4か月半の休み明けで迎えた13戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の福島中央テレビ杯（福島芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で太宰啓介騎手（3戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい7着に敗れた。

5月25日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上1000万下の邁進特別（新潟芝1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で太宰啓介騎手（4戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月7日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上1000万下の桶狭間特別（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、5着に終わった。

6月29日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上1000万下の水無月特別（阪神芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

6歳（2009年）

6月28日、約12か月の休み明けで迎えた17戦目は、3歳以上1000万下の水無月特別（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（5戦1勝）。15頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり11着に終わった。

7月26日、中3週で迎えた18戦目は、3歳以上1000万下の西日本スポーツ杯（小倉芝1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（6戦1勝）。15頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪い、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず9着に敗れた。

8月8日、中1週で迎えた19戦目は、飯田祐史騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の西部日刊スポーツ杯（小倉芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい8着に敗れた。

8月22日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上1000万下のマレーシアカップ（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（7戦1勝）。15頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り15着に敗れた。

9月13日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上1000万下の夙川特別（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（8戦1勝）。15頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が衰えて15着に終わった。

12月31日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた22戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、一般B2三（大井ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

7歳（2010年）

2月1日、中4週で迎えた23戦目は、オープス中郷賞（大井ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり13着に敗れた。