イシノチェルシー（2000年生、母インターオアシス）

イシノチェルシー（2000年2月15日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋英国の地名。かつて文人・画家が多く住んだ。」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のトウカイテイオー（当時12歳）と交配したインターオアシスが10歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は的場牧場。戦績は、中央平地12戦1勝2着1回、地方30戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2003年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

加賀武見厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2003年）

3月2日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中山ダート1200m 晴/不良）に出走。馬体重は440kg。15頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に敗れた。

3月8日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

3月27日、中2週で迎えた3戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のアクアマリンフラワー賞（川崎ダート1500m 雨/重）に出走。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚が止まってしまい11着に敗れた。

6月8日、中9週で迎えた4戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

6月29日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で五十嵐雄祐騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

7月13日、中1週で迎えた6戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が鈍り10着に終わった。

7月26日、中1週で迎えた7戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。13頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

8月9日、中1週で迎えた8戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（函館芝1800m 雨/不良）に出走。芝レースへの出走は初となった。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では卓出した伸び脚で猛追したが、抜け出したフジエレガンスを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

8月30日、中2週で迎えた9戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての4番人気に推されて17番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

9月28日、中3週で迎えた10戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の力で持ち堪えて先頭を奪い、最後は2着のシシリアンスカイに1馬身1/4の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月12日、中1週で迎えた11戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝1800m 曇/稍重）に出走。18頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚が上がってしまい11着に終わった。

11月2日、中2週で迎えた12戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて15着に敗れた。

11月23日、中2週で迎えた13戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝2000m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。18頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は力尽きて13着に敗れた。

4歳（2004年）

7月7日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた14戦目は、渋谷裕喜騎手を鞍上に迎えて、シリウス特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。12着に終わった。

7月20日、中1週で迎えた15戦目は、桜井拓章騎手を鞍上に迎えて、オオカミの桃特別（旭川ダート1600m 曇/稍重）に出走。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。11着に終わった。

8月3日、中1週で迎えた16戦目は、メイショウドトウ賞（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で桜井拓章騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。12着に終わった。

8月16日、中1週で迎えた17戦目は、坂下秀樹騎手を鞍上に迎えて、ペガスス特別（旭川ダート1600m 晴/重）に出走。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。11着に終わった。

8月26日、中0週で迎えた18戦目は、サラ王国ひだか特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は桜井拓章騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。7着に終わった。

9月9日、中1週で迎えた19戦目は、竹内仁志騎手を鞍上に迎えて、静内町商工会青年部特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。10着に終わった。

9月23日、中1週で迎えた20戦目は、門別競馬ファンクラブ特別（旭川ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は桜井拓章騎手（3戦0勝）。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。8着に終わった。

10月7日、中1週で迎えた21戦目は、平取義経特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は竹内仁志騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。10着に終わった。

10月21日、中1週で迎えた22戦目は、ハンデ戦のジェリ賞（門別ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は桜井拓章騎手（4戦0勝）。9頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。5着に終わった。

11月4日、中1週で迎えた23戦目は、門別プロパンガス事業協同組合特別（門別ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で桜井拓章騎手（5戦0勝）。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。11着に終わった。

5歳（2005年）

1月2日、中7週で迎えた24戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上A3 B1（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず9着に終わった。

1月9日、連闘で迎えた25戦目は、シクラメン特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で倉富隆一郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず10着に終わった。

1月23日、中1週で迎えた26戦目は、フリージア特別（佐賀ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で倉富隆一郎騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず9着に終わった。

2月5日、中1週で迎えた27戦目は、下條知之騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B1（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず10着に終わった。

2月21日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた28戦目は、清原良太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上A3 B1（佐賀ダート1400m 雪/稍重）に52kgの軽斤量で出走。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず8着に終わった。

3月5日、中1週で迎えた29戦目は、3歳以上B1（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で清原良太騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず8着に終わった。

3月24日、中2週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた30戦目は、尾崎章生騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の一般B4（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。10着に終わった。

4月16日、中2週で馬体重を前走から13kg戻して迎えた31戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、一般C3（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のブルースカイソングに1馬身半の差をつけて久しぶりに美酒を浴びた。

4月30日、中1週で迎えた32戦目は、関本浩司騎手を鞍上に迎えて、一般C3（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ノーブルシャインにクビ差交わされて2着に惜敗した。

5月15日、中1週で迎えた33戦目は、一般C3（盛岡ダート1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で関本浩司騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

5月29日、中1週で迎えた34戦目は、一般C3（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で関本浩司騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず4着に敗れた。

6月5日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた35戦目は、一般C3（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で関本浩司騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に敗れた。

6月12日、連闘で迎えた36戦目は、一般C3（水沢ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で関本浩司騎手（4戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、グラスフォーエバーに3/4馬身交わされて2着となった。

6月19日、連闘で迎えた37戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、一般C3（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のシャンハイゴールドに1馬身1/4の差をつけて3勝目を手に入れた。

6月26日、連闘で迎えた38戦目は、一般C3（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（1戦1勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

7月3日、連闘で迎えた39戦目は、一般C3（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は関本浩司騎手（5戦0勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

7月10日、連闘で迎えた40戦目は、一般C3（盛岡ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で関本浩司騎手（6戦0勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく9着に終わった。

7月16日、連闘で迎えた41戦目は、一般C3（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で関本浩司騎手（7戦0勝）。7頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びを欠き7着に終わった。

8月21日、中4週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた42戦目は、一般C3（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で関本浩司騎手（8戦0勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。