ビィクトリヤマリン（1984年生、母スイートマリーン）

ビィクトリヤマリン（1984年4月30日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のヴアイスリーガル（当時18歳）と交配したスイートマリーンが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は港正治。戦績は、中央平地20戦1勝2着2回、地方25戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は1987年の4歳新馬。

経歴

デビュー前

野平好男厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1987年）

1月5日、デビュー戦は増沢末夫騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は438kg。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のタレンティドガールを半馬身振り切って初白星を挙げた。

1月18日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定4歳400万下の紅梅賞（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で増沢末夫騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り8着に敗れた。

3月8日、中6週で迎えた3戦目は、菅原泰夫騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下（中山ダート1800m 晴/重）に出走。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず6着に終わった。

4月26日、中6週で迎えた4戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳400万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったストロングレディーに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

5月17日、中2週で迎えた5戦目は、4歳400万下（東京芝1600m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和宏騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では最後まで息が続かず8着に敗れた。

6月6日、中2週で迎えた6戦目は、4歳400万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤和宏騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

7月5日、中3週で迎えた7戦目は、4歳400万下（福島芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で加藤和宏騎手（3戦0勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず4着に敗れた。

7月26日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上400万下（新潟芝1400m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は増沢末夫騎手（2戦1勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

8月8日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上400万下（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で増沢末夫騎手（3戦1勝）。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや衰え、5着に終わった。

8月23日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上400万下（新潟芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で増沢末夫騎手（4戦1勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に終わった。

9月5日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上400万下（新潟芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で増沢末夫騎手（5戦1勝）。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

9月27日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（中山ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で増沢末夫騎手（6戦1勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

10月24日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上400万下（東京ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は加藤和宏騎手（4戦0勝）。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

11月15日、中2週で迎えた14戦目は、玉井智光騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上400万下（東京芝1600m 曇/良）に出走。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったツジノジョオーに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

11月29日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上400万下の白樺湖特別（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で玉井智光騎手（1戦0勝）。18頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して12番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く17着に終わった。

12月19日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上400万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で玉井智光騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後は一杯になって14着に終わった。

4歳（1988年）

1月10日、中2週で迎えた17戦目は、牝馬限定の5歳以上400万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で玉井智光騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。

1月24日、中1週で迎えた18戦目は、牝馬限定の5歳以上400万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で玉井智光騎手（4戦0勝）。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が衰えて7着に終わった。

2月13日、中2週で迎えた19戦目は、5歳以上400万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で玉井智光騎手（5戦0勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

3月6日、中2週で迎えた20戦目は、牝馬限定の5歳以上400万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は加藤和宏騎手（5戦0勝）。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず9着に終わった。

7月1日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた21戦目は、深見明宏騎手を鞍上に迎えて、C1ハ（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。9着に敗れた。

7月19日、中2週で迎えた22戦目は、荒巻透騎手を鞍上に迎えて、C1ニ（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。5着に終わった。

8月4日、中1週で迎えた23戦目は、C1ニ（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で荒巻透騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったケイシユウフラワーから半馬身差の2着に敗北した。

8月23日、中2週で迎えた24戦目は、C1ハ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で荒巻透騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月5日、中1週で迎えた25戦目は、C1ロ（名古屋ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は深見明宏騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月19日、中1週で迎えた26戦目は、C1ロ（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で深見明宏騎手（2戦0勝）。6頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のカーネルワンダーをクビ差制して久々に勝ち星を挙げた。

9月25日、連闘で迎えた27戦目は、C1イ（名古屋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は荒巻透騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。7着に終わった。

10月9日、中1週で迎えた28戦目は、いちょう特別（中京(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は深見明宏騎手（3戦1勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

10月16日、連闘で迎えた29戦目は、こがね特別（中京(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で深見明宏騎手（4戦1勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。

10月30日、中1週で迎えた30戦目は、稲穂特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で深見明宏騎手（5戦1勝）。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。4着に終わった。

11月13日、中1週で迎えた31戦目は、黒宮高徳騎手を鞍上に迎えて、東海ジョッキーカップ（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。7着に終わった。

11月25日、中1週で迎えた32戦目は、C1ロ（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は深見明宏騎手（6戦1勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。5着に終わった。

12月6日、中1週で迎えた33戦目は、C1ロ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で深見明宏騎手（7戦1勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。6着に敗れた。

12月23日、中1週で迎えた34戦目は、C1ニ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で深見明宏騎手（8戦1勝）。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。9着に終わった。

5歳（1989年）

1月6日、中1週で迎えた35戦目は、C1ホ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で深見明宏騎手（9戦1勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。7着に敗れた。

1月23日、中1週で迎えた36戦目は、一般C1ホ（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で深見明宏騎手（10戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。5着に敗れた。

2月3日、中1週で迎えた37戦目は、一般C1ヘ（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で深見明宏騎手（11戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったテクノスリーセブンからクビ差の2着に甘んじた。

2月16日、中1週で迎えた38戦目は、C1ホ（名古屋ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は7戦連続で深見明宏騎手（12戦1勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。9着に終わった。

3月3日、中1週で迎えた39戦目は、一般C1ヘ（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で深見明宏騎手（13戦1勝）。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

4月21日、中6週で迎えた40戦目は、坂口義幸騎手を鞍上に迎えて、一般C1ホ（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。11着に敗れた。

5月5日、中1週で迎えた41戦目は、一般C1ヘ（中京(地)ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は深見明宏騎手（14戦1勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。4着に終わった。

5月12日、連闘で迎えた42戦目は、一般C1ホ（中京(地)ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で深見明宏騎手（15戦1勝）。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。3着を確保した。

5月26日、中1週で迎えた43戦目は、一般C1ホ（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で深見明宏騎手（16戦1勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。8着に敗れた。

6月9日、中1週で迎えた44戦目は、丹羽克輝騎手を鞍上に迎えて、一般C1ホ（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。11着に終わった。

7月21日、中5週で迎えた45戦目は、一般C1ホ（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は坂口義幸騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。9着に終わった。