カルテメトレス（2021年生、母ラフォルジュルネ）

カルテメトレス（2021年3月14日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「切り札(仏)」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサトノクラウン（当時9歳）と交配したラフォルジュルネが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はビッグレッドファーム。戦績は、中央平地5戦0勝、地方12戦6勝2着2回。2024年のけやき杯に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

梅田智之厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2023年）

11月19日、デビュー戦は加藤祥太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1600m 晴/稍重）に出走。馬体重は464kg。13頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。

12月9日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤祥太騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

3歳（2024年）

1月27日、中6週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で加藤祥太騎手（2戦0勝）。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って8着に終わった。

2月11日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で加藤祥太騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

2月24日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で加藤祥太騎手（4戦0勝）。13頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では伸びあぐねて13着に終わった。

3月29日、中4週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた6戦目は、大畑慧悟騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1500m 晴/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るサクリファイスを凄まじい末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

4月9日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（名古屋ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で大畑慧悟騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るラジカルバローズを次元の違う末脚でアタマ差だけ差し切って制した。

4月23日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（名古屋ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で大畑慧悟騎手（2戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のフォルトシュリットに9馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

デビュー前

今津勝之厩舎（愛知）へ入厩。

5月9日、デビュー戦は大畑慧悟騎手を鞍上に据えて、3歳戦の若鮎特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番ゲートからスタート。出走取消となった。

5月16日、中2週で迎えた9戦目は、3歳戦の名古屋チャレンジカップメロン賞（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で大畑慧悟騎手（3戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったラジエーションに詰め切れず、約11馬身差の2着に敗北した。

6月6日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定3歳オープンのクイーンカップ（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で大畑慧悟騎手（4戦3勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に終わった。

6月25日、中2週で迎えた11戦目は、3歳戦のクジャク特別（名古屋ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で大畑慧悟騎手（5戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のジャズボーカルに3馬身の差をつけて4勝目をつかんだ。

7月10日、中1週で迎えた12戦目は、3歳戦のヒバリ特別（名古屋ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で大畑慧悟騎手（6戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のクロームノワールに1馬身半の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

7月23日、中1週で迎えた13戦目は、3歳オープンのけやき杯（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で大畑慧悟騎手（7戦5勝）。6頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして、最後は2着のエナジーロマネスクをクビ差振り切って勝利をモノにする

8月14日、中2週で迎えた14戦目は、3歳オープンの岐阜金賞（笠松ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で大畑慧悟騎手（8戦6勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に敗れた。

9月19日、中4週で迎えた15戦目は、3歳オープンの秋の鞍（名古屋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で大畑慧悟騎手（9戦6勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に敗れた。

10月21日、中4週で迎えた16戦目は、鱸特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で大畑慧悟騎手（10戦6勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、伸びてきたサンパティーク決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

11月1日、中1週で迎えた17戦目は、シトリンオープン（名古屋ダート1700m 小雨/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で大畑慧悟騎手（11戦6勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。