マクギリス（2020年生、母フィエラメンテ）

McGillis

2020.05.21

マクギリス（2020年5月21日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「人名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のロードカナロア（当時12歳）と交配したフィエラメンテが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は二風谷ファーム。主な勝ち鞍は2023年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、二風谷ファームから「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

長谷川浩大厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

9月10日、デビュー戦は松山弘平騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は456kg。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

9月24日、中1週で迎えた2戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京ダート1400m 晴/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

3歳（2023年）

2月12日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた3戦目は、3歳戦の3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

2月25日、中1週で迎えた4戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

5月20日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/重）に出走。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

6月17日、中3週で迎えた6戦目は、宮川実騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のホタルブクロ特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカーフィラに7馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月2日、中1週で迎えた7戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、3歳（高知ダート1600m 晴/不良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のホルスに8馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

7月17日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は宮川実騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のコスモシーウルフに3馬身の差をつけて断然人気に応えた。

8月20日、中4週で迎えた9戦目は、3歳（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で宮川実騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず4着に敗れた。

9月18日、中3週で迎えた10戦目は、3歳（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で宮川実騎手（3戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

11月19日、中8週で迎えた11戦目は、一般C3 14（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で宮川実騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

12月2日、中1週で迎えた12戦目は、C3-14（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で宮川実騎手（5戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで持ち堪えて、最後は2着のオダケンサイレスに1馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

デビュー前

1歳のとき、二風谷ファームから「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

打越勇児厩舎（高知）へ入厩。

3月12日、デビュー戦は吉原寛人騎手を鞍上に据えて、一般C3-8（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。8頭立ての4番ゲートからスタート。出走取消となった。

4歳（2024年）

3月27日、約4か月の休養明けで迎えた13戦目は、井上瑛太騎手を鞍上に迎えて、一般C3-8（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、勝ったモーニングパスに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

4月28日、中4週で迎えた14戦目は、一般C3-10（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で井上瑛太騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場を作れず4着に敗れた。

5月19日、中2週で迎えた15戦目は、エンドー記念特別（高知ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は宮川実騎手（6戦3勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のカネコメノボルを半馬身振り切って5勝目を手に入れた。

6月2日、中1週で迎えた16戦目は、ハナショウブ特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で宮川実騎手（7戦4勝）。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず7着に終わった。

6月15日、中1週で迎えた17戦目は、一般C3-4（高知ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は永森大智騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のリコーパイソンに3馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

6月30日、中1週で迎えた18戦目は、カンナ特別（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は井上瑛太騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では息の長い末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

7月14日、中1週で迎えた19戦目は、一般C2-7（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は永森大智騎手（2戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず4着に敗れた。

7月27日、中1週で迎えた20戦目は、妹尾浩一朗騎手を鞍上に迎えて、まさゆきさん感謝特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

10月10日、約2か月半の間隔を開けて迎えた21戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、紫合7ハロン（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメイショウサトユキに7馬身の差をつけてファンの高評価に応えた。

10月30日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

11月21日、中2週で迎えた23戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（2戦1勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では途轍もない末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のギルトエッジをアタマ差振り切って1着ゴールを果たした。

12月12日、中2週で迎えた24戦目は、私市7ハロン（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉村智洋騎手（3戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、3着に終わった。

5歳（2025年）

1月3日、中2週で迎えた25戦目は、土方颯太騎手を鞍上に迎えて、巳年賞（園田ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、4着に終わった。

1月23日、中2週で迎えた26戦目は、永井孝典騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。