ブラックサウザー（2019年生、母クインズキンバリー）

ブラックサウザー（2019年4月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「黒い+南風」。毛色は青毛。種牡馬のダノンレジェンド（当時9歳）と交配したクインズキンバリーが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は株式会社アフリートファーム。主な勝ち鞍は2022年の3歳以上C2一。

経歴

デビュー前

大根田裕之厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2022年）

1月23日、デビュー戦は国分恭介騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1800m 雨/重）に出走。馬体重は422kg。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。

2月12日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で国分恭介騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、抜け出したマスキエッタを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

2月26日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で国分恭介騎手（2戦0勝）。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したアランチャータを差し切れず、2馬身差の2着となった。

3月13日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で国分恭介騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず8着に敗れた。

5月8日、中7週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で国分恭介騎手（4戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

5月28日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で国分恭介騎手（5戦0勝）。18頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚が冴えず13着に敗れた。

6月4日、連闘で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で国分恭介騎手（6戦0勝）。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では切れ味光る末脚を発揮したが、5着に終わった。

7月24日、中6週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は8戦連続で国分恭介騎手（7戦0勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を披露し、3着に入った。

8月14日、中2週で迎えた9戦目は、今村聖奈騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、逃げるミーナティエルナを差し切れず、3馬身差の2着に敗北した。

8月28日、中1週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で今村聖奈騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が鈍り9着に敗れた。

9月23日、中3週で迎えた11戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚がパッとせず4着に敗れた。

10月6日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線に入ると、前で粘るミッドホエールを目の覚めるような末脚でクビ差だけ差し切って待望の初勝利を挙げた。

10月18日、中1週で迎えた13戦目は、あと30日!騎手候補生募集賞（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では豪脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のポスキアーヴォに1馬身半の差をつけて2勝目を収める

11月4日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上B2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉村智洋騎手（3戦2勝）。6頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい3着に敗れた。

4歳（2023年）

3月26日、約4か月半の休養明けで迎えた15戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は今村聖奈騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

4月15日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で今村聖奈騎手（3戦0勝）。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

4月30日、中1週で迎えた17戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（京都ダート1800m 曇/重）に出走。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず5着に終わった。

2022年9月1日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

9月9日、約4か月半の休み明けで迎えた18戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は今村聖奈騎手（4戦0勝）。13頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。競走中止となった。

9月18日、連闘で迎えた19戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今村聖奈騎手（5戦0勝）。13頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に敗れた。

5歳（2024年）

1月13日、約4か月の休み明けで迎えた20戦目は、西塚洸二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、抜け出したヴァンドゥランを差し切れず、1馬身1/4差の2着となった。

1月27日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西塚洸二騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に敗れた。

2022年9月1日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。