タージマハル（2007年生、母フォセット）
Taj Mahal
2007.03.26
タージマハル（2007年3月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「世界遺産に登録されているインド北部の墓廟建築」。毛色は鹿毛。種牡馬のブライアンズタイム（当時22歳）と交配したフォセットが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道登別市、生産者は青藍牧場。戦績は、中央平地10戦0勝、地方15戦8勝2着5回。主な勝ち鞍は2013年の高知アイスクリン特別(一般C2-1)。
経歴
デビュー前
作田誠二厩舎（栗東）へ入厩。
2歳（2009年）
9月12日、デビュー戦は藤岡康太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。馬体重は494kg。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では全く伸びず7着に終わった。
9月27日、中1週で迎えた2戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は失速してしまい16着に敗れた。
3歳（2010年）
1月20日、約4か月の休養明けで迎えた3戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の若菜賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。
1月31日、中1週で迎えた4戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1700m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく14着に敗れた。
5月16日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた5戦目は、水口優也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に終わった。
5月22日、連闘で迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で水口優也騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。
6月20日、中3週で迎えた7戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。
7月3日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。
7月24日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴山雄一騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。
8月7日、中1週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴山雄一騎手（3戦0勝）。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。
8月29日、中2週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴山雄一騎手（4戦0勝）。13頭立ての7番人気で大外13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。
11月22日、約3か月の間隔を開けて迎えた12戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、一般C2五六（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったダナエに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。
12月21日、中3週で迎えた13戦目は、一般C2三（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。
6歳（2013年）
2月2日、約26か月の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた14戦目は、西川敏弘騎手を鞍上に迎えて、一般C3-9（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快な末脚を爆発させて、最後は2着のガンバレシャチョウをアタマ差振り切って待望の初白星を挙げた。
2月16日、中1週で迎えた15戦目は、一般C3-7（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で西川敏弘騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る形となり、で馬群を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一気に末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のサーストンモンタナに1馬身半の差をつけて2勝目をつかんだ。
2月24日、連闘で迎えた16戦目は、一般C3-6（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で西川敏弘騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るチャイナキッスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。
3月10日、中1週で迎えた17戦目は、もうすぐ桜開花特別（高知ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で西川敏弘騎手（3戦3勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のフジヤマパレードに2馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。
3月24日、中1週で迎えた18戦目は、吉良川町の町並み特別（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で西川敏弘騎手（4戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったフジヤマパレードに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。
4月7日、中1週で迎えた19戦目は、一般C3-6（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で西川敏弘騎手（5戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったサーストンモンタナに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。
5月4日、中3週で迎えた20戦目は、一般C3-2（高知ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で西川敏弘騎手（6戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では物凄い伸び脚で追い上げたが、抜け出したダークインサニティにクビ差届かず2着に甘んじた。
5月25日、中2週で迎えた21戦目は、一般C3-4（高知ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で西川敏弘騎手（7戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のムカワタイガーに1馬身半の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。
6月8日、中1週で迎えた22戦目は、宮川実騎手を鞍上に迎えて、土佐皿鉢料理特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリワードサイオンに3馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。
7月7日、中3週で迎えた23戦目は、マラ様は謎可愛い特別（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は西川敏弘騎手（8戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサマーパッションに4馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。
7月20日、中1週で迎えた24戦目は、高知アイスクリン特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西川敏弘騎手（9戦6勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るサンデーライセンスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。
9月14日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた25戦目は、一般C1-5（高知ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は宮川実騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、勝ったストロングライデンに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。