マキシムシャレード（1992年生、母ホワイトシーガル）

マキシムシャレード（1992年3月3日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は芦毛。種牡馬のスリルシヨー（当時9歳）と交配したホワイトシーガルが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）若林牧場。戦績は、中央平地13戦3勝。1994年のデイリー杯3歳ステークス(G2)に勝利した他、1994年の札幌3歳ステークス(G3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

清水久雄厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1994年）

6月11日、デビュー戦は松永幹夫騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（札幌芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、かなり厳しいペースで一団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばしてすんなりと抜け出し、最後は2着のシマノシンシアに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月16日、中4週で迎えた2戦目は、3歳オープン（札幌芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦1勝）。5頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のグランドサソリに3馬身の差をつけて優勝

7月31日、中1週で迎えた3戦目は、2歳G3の札幌3歳ステークス（札幌芝1200m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で松永幹夫騎手（2戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

10月1日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、2歳オープンのききょうステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松永幹夫騎手（3戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

10月22日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた5戦目は、2歳G2のデイリー杯3歳ステークス（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で松永幹夫騎手（4戦2勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では徐々に前との差を詰めて、最後は2着のナリタキングオーを半馬身振り切って初の重賞タイトルを手に入れた。

12月4日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、牝馬限定2歳G1の阪神3歳牝馬ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で松永幹夫騎手（5戦3勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて7着に終わった。

3歳（1995年）

3月4日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた7戦目は、牝馬限定3歳オープンのアネモネステークス（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で松永幹夫騎手（6戦3勝）。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

3月19日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた8戦目は、牝馬限定3歳G2の報知杯4歳牝馬特別（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で松永幹夫騎手（7戦3勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい9着に敗れた。

4月9日、中2週で迎えた9戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G1の桜花賞（京都芝1600m 外回り雨/稍重）に出走。18頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。

5月21日、中5週で迎えた10戦目は、菊沢隆仁騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G1のオークス（優駿牝馬）（東京芝2400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての18番人気で14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず15着に終わった。

6月25日、中4週で迎えた11戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、白樺賞（札幌芝1000m 曇/良）に出走。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では脚を伸ばせず13着に終わった。

7月16日、中2週で迎えた12戦目は、須貝尚介騎手を鞍上に迎えて、G3の札幌スプリントステークス（札幌芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず11着に終わった。

10月14日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた13戦目は、久保田英敬騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのオパールステークス（京都芝1200m 晴/良）に49kgの軽斤量で出走。13頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に終わった。