ケルンダッシュ（2012年生、母アルフレンテ）

ケルンダッシュ（2012年2月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ドイツの都市名＋駆ける。ケルンまでひとっ飛び」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のハーツクライ（当時11歳）と交配したアルフレンテが13歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）岡田牧場。戦績は、中央平地18戦3勝2着5回。主な勝ち鞍は2016年の北海ハンデキャップ(1000万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、岡田牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、深見富朗によって1,050万円で落札された。

五十嵐忠男厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2014年）

12月14日、デビュー戦は菱田裕二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は488kg。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、抜け出したカルナヴァレスコにクビ差届かず2着に甘んじた。

3歳（2015年）

1月5日、中2週で迎えた2戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず6着に敗れた。

3月21日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったトミケンシャルゴーに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

4月19日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で国分恭介騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したチャパラにハナ差届かず2着に惜敗した。

5月10日、中2週で迎えた5戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、抜け出したフォルサに3/4馬身届かず2着に敗北した。

5月31日、中2週で迎えた6戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、6着に終わった。

7月4日、中4週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中京芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では豪脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のタガノカムイをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

11月23日、約4か月半の休み明けで迎えた8戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。18頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず11着に敗れた。

4歳（2016年）

1月16日、中7週で迎えた9戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。17頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、勝ったミュゼダルタニアンにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

1月31日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下の熱田特別（中京芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

3月19日、中6週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下の熊野特別（中京芝2200m 晴/不良）に出走。鞍上は武豊騎手（2戦1勝）。18頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では圧巻の末脚を発揮したが、4着に終わった。

4月16日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（3戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず8着に敗れた。

6月18日、中8週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下の駒ケ岳特別（函館芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（4戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のメゾンリーを半馬身振り切って2勝目を手にした。

7月17日、中3週で迎えた14戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の北海ハンデキャップ（函館芝2600m 曇/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のエアカーディナルに1馬身半の差をつけて優勝

8月6日、中2週で迎えた15戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、札幌日経オープン（札幌芝2600m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

9月4日、中3週で迎えた16戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの丹頂ステークス（札幌芝2600m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚にキレが無く13着に終わった。

12月10日、約3か月の休み明けで迎えた17戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下のオリオンステークス（阪神芝2400m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は武豊騎手（5戦2勝）。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に終わった。

5歳（2017年）

1月7日、中3週で迎えた18戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の迎春ステークス（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。