カイトウショウジョ（2011年生、母フラワーパス）

カイトウショウジョ（2011年3月24日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「曲名より」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のスズカフェニックス（当時9歳）と交配したフラワーパスが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は（有）スガタ牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方31戦4勝2着5回。主な勝ち鞍は2015年の一般C2五六。

経歴

デビュー前

1歳のとき、スガタ牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

杉浦宏昭厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2014年）

1月26日、デビュー戦は西村太一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は462kg。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず13着に敗れた。

3月16日、中6週で馬体重を前走から24kg減らして迎えた2戦目は、木幡初也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての9番人気で大外15番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では切れる脚を使えず12着に終わった。

4月6日、中2週で迎えた3戦目は、井上敏樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての17番人気で大外18番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。最後は垂れてしまい17着に終わった。

8月19日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から23kg増やして迎えた4戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のオーガストフラワー賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は一杯になって11着に終わった。

9月13日、中3週で迎えた5戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 小雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての13番人気で大外15番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚勢が衰えて15着に終わった。

10月18日、中4週で馬体重を前走から19kg増やして迎えた6戦目は、木村暁騎手を鞍上に迎えて、一般C2十四（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では根気強くタフに走り抜いたが、勝ったメイショウエクサに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

11月15日、中3週で迎えた7戦目は、菅原辰徳騎手を鞍上に迎えて、一般C2十五（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に終わった。

11月29日、中1週で迎えた8戦目は、一般C2十四（水沢ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は木村暁騎手（1戦0勝）。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では僅かずつ前との差を詰めて、最後は2着のワイルドビューティを半馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

12月8日、連闘で迎えた9戦目は、菊地康朗騎手を鞍上に迎えて、一般C2四（水沢ダート1400m 晴/不良）に出走。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。

12月20日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2八（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は木村暁騎手（2戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では総身の力で末脚を持続させて、最後は2着のレオトリビュートを半馬身振り切って2勝目を掴み取った。

4歳（2015年）

1月2日、中1週で迎えた11戦目は、一般C2十五（水沢ダート1300m 小雪/不良）に出走。鞍上は2戦連続で木村暁騎手（3戦2勝）。6頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったチアフルミイチャンに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗れた。

1月10日、連闘で迎えた12戦目は、一般C2十四（水沢ダート1300m 小雪/不良）に出走。鞍上は3戦連続で木村暁騎手（4戦2勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

3月22日、中9週で迎えた13戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、春の息吹（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

3月29日、連闘で迎えた14戦目は、トキメキの春（水沢ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、アーノルドツヨシに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

4月5日、連闘で迎えた15戦目は、一般C2六（水沢ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は木村暁騎手（5戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ3着に沈んだ。

4月13日、連闘で迎えた16戦目は、一般C2五六（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は阿部英俊騎手（2戦0勝）。5頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のキングロイを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。

4月20日、連闘で迎えた17戦目は、一般C2二（水沢ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（3戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで息を切らすことなく走り抜いたが、勝ったコスモドガに詰め切れず、8馬身差の2着に敗北した。

5月4日、中1週で迎えた18戦目は、一般C2三（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で阿部英俊騎手（4戦1勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のドリームノートに1馬身1/4の差をつけて4勝目をつかんだ。

5月11日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた19戦目は、ピンクダイアモンド（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で阿部英俊騎手（5戦2勝）。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

5月25日、中1週で馬体重を前走から18kg戻して迎えた20戦目は、森の妖精賞（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で阿部英俊騎手（6戦2勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

6月1日、連闘で迎えた21戦目は、一般C2一（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で阿部英俊騎手（7戦2勝）。7頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に終わった。

6月15日、中1週で迎えた22戦目は、一般C2二（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で阿部英俊騎手（8戦2勝）。7頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚を失くしてしまい5着に終わった。

6月22日、連闘で迎えた23戦目は、一般C2二（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で阿部英俊騎手（9戦2勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が悪くなり7着に終わった。

6月29日、連闘で迎えた24戦目は、一般C2三（水沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で阿部英俊騎手（10戦2勝）。7頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

7月13日、中1週で迎えた25戦目は、一般C2四（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で阿部英俊騎手（11戦2勝）。6頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず5着に終わった。

7月20日、連闘で迎えた26戦目は、震災復興子ども達に夢と笑顔を（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で阿部英俊騎手（12戦2勝）。6頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、プラネットマジックにアタマ差交わされて2着となった。

8月3日、中1週で迎えた27戦目は、一般C2三（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で阿部英俊騎手（13戦2勝）。7頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい5着に終わった。

9月13日、中5週で迎えた28戦目は、一般C1六（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は13戦連続で阿部英俊騎手（14戦2勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に敗れた。

9月28日、中1週で迎えた29戦目は、一般C1七（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で阿部英俊騎手（15戦2勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい9着に敗れた。

10月11日、中1週で迎えた30戦目は、未来につなごう盛岡の農林業賞（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は15戦連続で阿部英俊騎手（16戦2勝）。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。

10月26日、中1週で迎えた31戦目は、五葉山賞（盛岡芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で阿部英俊騎手（17戦2勝）。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

11月7日、中1週で迎えた32戦目は、洋野町三大ラーメン賞（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は17戦連続で阿部英俊騎手（18戦2勝）。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、3着を確保した。

11月23日、中1週で迎えた33戦目は、JA岩手ふるさと前沢牛杯（水沢ダート1300m 小雨/不良）に出走。鞍上は18戦連続で阿部英俊騎手（19戦2勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に敗れた。

12月5日、中1週で迎えた34戦目は、小林凌騎手を鞍上に迎えて、この国を支えるひとを支えたい賞（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず10着に終わった。

12月21日、中1週で迎えた35戦目は、一般C2一（水沢ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は菅原辰徳騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。