ラッキーバニラ（2007年生、母フウレイカ）

ラッキーバニラ（2007年4月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「縁起の良い、幸運をもたらすバニラ」。毛色は青鹿毛。種牡馬のシンボリクリスエス（当時8歳）と交配したフウレイカが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地33戦5勝2着3回、中央障害7戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2012年の日本海ステークス(1600万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

戸田博文厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2009年）

9月27日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は482kg。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい10着に敗れた。

11月22日、中7週で迎えた2戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、5着に終わった。

12月6日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

3歳（2010年）

5月1日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた4戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で猛追したが、勝ったメイショウツチヤマに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

5月22日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

6月12日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田隼人騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

7月3日、中2週で迎えた7戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/稍重）に出走。15頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

7月24日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

8月8日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

8月29日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で内田博幸騎手（3戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では物凄い伸び脚で猛追したが、勝ったニシノサンタロウに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

9月25日、中3週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた11戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で内田博幸騎手（4戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のトゥビーロイヤルに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月23日、中3週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で内田博幸騎手（5戦1勝）。17頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のハシルヨミテテをアタマ差振り切って優勝

11月7日、中1週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のtvk賞（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で内田博幸騎手（6戦2勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

11月28日、中2週で迎えた14戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の東京ウェルカムプレミアム（東京芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず14着に敗れた。

4歳（2011年）

4月17日、約4か月半の休み明けで迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の蓬莱峡特別（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は内田博幸騎手（7戦2勝）。15頭立ての9番人気で大外15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

5月8日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上1000万下の八ヶ岳特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（8戦2勝）。13頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に敗れた。

5月15日、連闘で迎えた17戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下のテレ玉杯（東京芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

5月29日、中1週で迎えた18戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の青嵐賞（東京芝2400m 雨/不良）に出走。15頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が鈍り14着に敗れた。

8月7日、中9週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下の萬代橋特別（新潟芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ハナを取り切り、落ち着いたペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたロードラテアート決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

8月21日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（新潟芝2200m 曇/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、かなり遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のエーシンアルカウスに3馬身の差をつけて優勝

5歳（2012年）

2月4日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた21戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の箱根特別（東京芝2400m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天賦の闘争心でゴールまで勇戦し、3着を確保した。

2月18日、中1週で迎えた22戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の琵琶湖特別（京都芝2400m 外回り小雪/稍重）に出走。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、後続との差を2馬身以上保って、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい11着に敗れた。

3月10日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上1000万下の館山特別（中山芝2000m 曇/不良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が衰えて8着に終わった。

4月28日、中6週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の陣馬特別（東京芝2400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（2戦0勝）。17頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。先手を取る形となり、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、6着に終わった。

5月27日、中3週で迎えた25戦目は、4歳以上1000万下の青嵐賞（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

6月23日、中3週で迎えた26戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の信夫山特別（福島芝2600m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では長く末脚を持続させて先頭を奪い、最後は2着のマキハタテノールに1馬身半の差をつけて4勝目をマークした。

7月21日、中3週で迎えた27戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の日本海ステークス（新潟芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端をきり、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のメイショウジンムを半馬身振り切って勝利を手中に収めた。

9月23日、中8週で迎えた28戦目は、G2のオールカマー（中山芝2200m 外回り雨/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で中舘英二騎手（2戦2勝）。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く14着に敗れた。

6歳（2013年）

1月26日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた29戦目は、白富士ステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり7着に敗れた。

2月16日、中2週で迎えた30戦目は、ハンデG3のダイヤモンドステークス（東京芝3400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（4戦0勝）。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はバタバタになってしまい15着に終わった。

5月5日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた31戦目は、ハンデ戦でオープンのブリリアントステークス（東京ダート2100m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は岩田康誠騎手（2戦1勝）。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場を作れず14着に終わった。

7月7日、中8週で迎えた32戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の七夕賞（福島芝2000m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。最後は力尽きて16着に終わった。

9月1日、中7週で迎えた33戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の新潟記念（新潟芝2000m 外回り曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では全く伸びず13着に終わった。

10月20日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた34戦目は、浜野谷憲尚騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 雨）に出走。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。10着に敗れた。

7歳（2014年）

2月2日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた35戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で浜野谷憲尚騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったマイネルガヴロシュからハナ差の2着に惜敗した。

2月24日、中2週で迎えた36戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で浜野谷憲尚騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。5着に終わった。

3月16日、中2週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた37戦目は、障害4歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で浜野谷憲尚騎手（3戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のキープトラインに1馬身半の差をつけて久方ぶりに美酒を浴びた。

5月10日、中7週で迎えた38戦目は、障害4歳以上オープン（新潟障害芝3290m 外→内曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で浜野谷憲尚騎手（4戦1勝）。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

11月15日、約6か月半の休養明けで迎えた39戦目は、障害3歳以上オープン（福島障害芝2800m 小雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で浜野谷憲尚騎手（5戦1勝）。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。3着に入った。

12月13日、中3週で迎えた40戦目は、障害3歳以上オープン（中京障害芝3300m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で浜野谷憲尚騎手（6戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。7着に敗れた。