エーシンアルカウス（2007年生、母フェアリースワン）

エーシンアルカウス（2007年5月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋人名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のエイシンサンディ（当時14歳）と交配したフェアリースワンが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は小柳牧場。戦績は、中央平地18戦3勝2着1回、中央障害1戦0勝、地方6戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は2011年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

久保田貴士厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2010年）

7月3日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は456kg。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に敗れた。

7月18日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（新潟芝2400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着に入った。

8月14日、中3週で迎えた3戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2200m 曇/重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のリヴィアローズに1馬身3/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

9月4日、中2週で迎えた4戦目は、3歳以上500万下の瓢湖特別（新潟芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（2戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい9着に敗れた。

10月31日、中7週で迎えた5戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の高湯温泉特別（福島芝2000m 曇/重）に出走。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では見所を作れず8着に敗れた。

11月13日、中1週で迎えた6戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に終わった。

12月12日、中3週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に敗れた。

4歳（2011年）

1月23日、中5週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のモルフェキングを半馬身振り切って2勝目を挙げた。

2月14日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上1000万下の中京スポニチ賞（小倉ダート1700m 小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で田辺裕信騎手（3戦1勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚が振るわず15着に敗れた。

4月3日、中6週で迎えた10戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（3戦0勝）。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では鋭さ光る末脚を繰り出し、5着に入り込んだ。

4月23日、中2週で迎えた11戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京芝1400m 小雨/稍重）に出走。18頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には割り込めず11着に敗れた。

5月15日、中2週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下のテレ玉杯（東京芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は蛯名正義騎手（1戦1勝）。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

7月17日、中8週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下の糸魚川特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（2戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず7着に敗れた。

8月7日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下の萬代橋特別（新潟芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（3戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

8月21日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（新潟芝2200m 曇/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（4戦1勝）。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったラッキーバニラに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

9月18日、中3週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（4戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではきちんと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のシンボリカージナルを3/4馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

10月8日、中2週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の本栖湖特別（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（5戦2勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚が止まってしまい9着に終わった。

11月6日、中3週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の立冬特別（東京芝1800m 小雨/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（5戦1勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が鈍り8着に終わった。

12月18日、中5週で迎えた19戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。11着に敗れた。

5歳（2012年）

2月9日、中7週で迎えた20戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、ねこやなぎ特別（名古屋ダート1800m 晴/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではビュッとキレる脚を見せたが、ハートオブストーンに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

3月21日、中5週で迎えた21戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、里桜特別（名古屋ダート1800m 晴/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず5着に敗れた。

4月27日、中4週で迎えた22戦目は、筒井勇介騎手を鞍上に迎えて、ふじの花特別（笠松ダート1800m 晴/稍重）に出走。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。

5月11日、中1週で迎えた23戦目は、東海クラウン（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で筒井勇介騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に敗れた。

7月16日、中8週で迎えた24戦目は、高木健騎手を鞍上に迎えて、揖斐峡特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月17日、中4週で迎えた25戦目は、地方重賞のくろゆり賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高木健騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。