シアトルトリップ（1998年生、母シービープライズ）

シアトルトリップ（1998年3月24日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のシアトルダンサーⅡ（当時14歳）と交配したシービープライズが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）本巣牧場。戦績は、中央平地12戦0勝、地方16戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は2002年のひるがお特別(一般C)。

経歴

デビュー前

長浜博之厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2001年）

6月30日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は494kg。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず6着に敗れた。

7月14日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では切れる脚を使えず12着に敗れた。

9月2日、中6週で迎えた3戦目は、高橋亮騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく9着に敗れた。

9月29日、中3週で迎えた4戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

10月14日、中1週で迎えた5戦目は、橋本広喜騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての6番人気で16番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを18番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

10月27日、中1週で迎えた6戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では最後まで息が続かず15着に終わった。

11月10日、中1週で迎えた7戦目は、池田鉄平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

11月18日、連闘で迎えた8戦目は、3歳以上500万下の野地特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池田鉄平騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

12月2日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で池田鉄平騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に終わった。

12月8日、連闘で迎えた10戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の天竜川特別（中京芝2500m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で池田鉄平騎手（3戦0勝）。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では速い脚を使えず11着に終わった。

4歳（2002年）

1月26日、中6週で迎えた11戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート2400m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

2月3日、連闘で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は高橋亮騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。

3月24日、中6週で迎えた13戦目は、北村欣也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

4月29日、中4週で迎えた14戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村欣也騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のエプソムキラーに1馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

5月24日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた15戦目は、丹羽克輝騎手を鞍上に迎えて、一般C4（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったラヴィングハートからアタマ差の2着に甘んじた。

6月28日、中4週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた16戦目は、一般C3（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丹羽克輝騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月19日、中2週で迎えた17戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、一般C2（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

8月23日、中4週で迎えた18戦目は、ひるがお特別（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は丹羽克輝騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のミサキテイタンをハナ差制して2勝目を手に入れた。

9月6日、中1週で迎えた19戦目は、一般B11（名古屋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で丹羽克輝騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

9月19日、中1週で迎えた20戦目は、一般B10（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丹羽克輝騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のニョイリンセイコーに4馬身の差をつけて勝利をモノにする

10月24日、中4週で迎えた21戦目は、一般B7（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で丹羽克輝騎手（5戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のベリーリーズナブルに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

11月14日、中2週で迎えた22戦目は、一般B5（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で丹羽克輝騎手（6戦3勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。8着に敗れた。

11月29日、中1週で迎えた23戦目は、一般B5（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で丹羽克輝騎手（7戦3勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。6着に敗れた。

12月6日、連闘で迎えた24戦目は、竹下太騎手を鞍上に迎えて、一般B5（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

12月23日、中1週で迎えた25戦目は、一般B5（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は丹羽克輝騎手（8戦3勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。10着に敗れた。

5歳（2003年）

4月10日、約3か月半の休み明けで迎えた26戦目は、一般B5（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丹羽克輝騎手（9戦3勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。9着に終わった。

4月17日、連闘で迎えた27戦目は、一般B6（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丹羽克輝騎手（10戦3勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。10着に敗れた。

5月13日、中3週で迎えた28戦目は、一般B6（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で丹羽克輝騎手（11戦3勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。8着に終わった。