アイノパーシャ（1989年生、母クインパーシヤ）
Aino Parthia
1989.03.30
アイノパーシャ（1989年3月30日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のモーニングフローリツク（当時14歳）と交配したクインパーシヤが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は筒井 征文。戦績は、中央平地11戦1勝2着1回、地方22戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は1991年の3歳未勝利。
経歴
デビュー前
元石正雄厩舎（美浦）へ入厩。
2歳（1991年）
11月3日、デビュー戦は池田賀一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（福島芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。
11月17日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（福島芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池田賀一騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。
11月30日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で池田賀一騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。主導権を奪い、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて、最後は2着のクレアールタカオをクビ差振り切って初勝利を挙げた。
12月21日、中2週で迎えた4戦目は、3歳500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で池田賀一騎手（3戦1勝）。13頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に敗れた。
3歳（1992年）
6月27日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた5戦目は、4歳500万下（福島芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で池田賀一騎手（4戦1勝）。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず9着に終わった。
7月26日、中3週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で池田賀一騎手（5戦1勝）。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったビビットローズに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。
8月9日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下の出雲崎特別（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で池田賀一騎手（6戦1勝）。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。
9月27日、中6週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた8戦目は、柴田政人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。
11月22日、中7週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた9戦目は、吉永護騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/不良）に50kgの軽斤量で出走。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に終わった。
12月6日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は池田賀一騎手（7戦1勝）。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず11着に終わった。
12月27日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池田賀一騎手（8戦1勝）。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は勢いを失って14着に終わった。
4歳（1993年）
6月22日、約6か月の休養明けで迎えた12戦目は、見附正徳騎手を鞍上に迎えて、一般B1 B2（高崎ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。5着に敗れた。
7月8日、中1週で迎えた13戦目は、斉藤誠騎手を鞍上に迎えて、一般A B（高崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったマキバオトヒメから1馬身差の2着に敗北した。
7月31日、中2週で迎えた14戦目は、上中居特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で斉藤誠騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。7着に終わった。
8月20日、中2週で迎えた15戦目は、一般B1 B2（高崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で斉藤誠騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のブルーサッチに1馬身半の差をつけて久方ぶりに美酒を浴びた。
9月6日、中1週で迎えた16戦目は、碓氷峠特別（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で斉藤誠騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。5着に敗れた。
10月10日、中4週で迎えた17戦目は、丸山侯彦騎手を鞍上に迎えて、金精峠特別（高崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。3着を確保した。
10月26日、中1週で迎えた18戦目は、碓氷峠特別（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は斉藤誠騎手（4戦1勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のスイコデンをクビ差制して優勝
11月12日、中1週で迎えた19戦目は、碓氷峠特別（高崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で斉藤誠騎手（5戦2勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。3着に終わった。
12月1日、中2週で迎えた20戦目は、碓氷峠特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で斉藤誠騎手（6戦2勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。4着に敗れた。
12月19日、中2週で迎えた21戦目は、ヤスフジ記念（高崎ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で斉藤誠騎手（7戦2勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。6着に敗れた。
5歳（1994年）
3月26日、約3か月の休養明けで迎えた22戦目は、一般A B1（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で斉藤誠騎手（8戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。4着に敗れた。
4月12日、中1週で迎えた23戦目は、一般B1 B2（高崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で斉藤誠騎手（9戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。5着に敗れた。
5月4日、中2週で迎えた24戦目は、一般B1 B2（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で斉藤誠騎手（10戦2勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。4着に敗れた。
5月30日、中3週で迎えた25戦目は、一般B1（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で斉藤誠騎手（11戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のダイコーホークに3/4馬身の差をつけて4勝目をマークした。
6月21日、中2週で迎えた26戦目は、金精峠特別（高崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で斉藤誠騎手（12戦3勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったマキバセンサーから1馬身半差の2着となった。
7月7日、中1週で迎えた27戦目は、碓氷峠特別（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で斉藤誠騎手（13戦3勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。3着に終わった。
8月14日、中4週で迎えた28戦目は、碓氷峠特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で斉藤誠騎手（14戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。6着に敗れた。
9月19日、中4週で迎えた29戦目は、碓氷峠特別（高崎ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は12戦連続で斉藤誠騎手（15戦3勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のエイティーンウェイに3/4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。
10月9日、中2週で迎えた30戦目は、三国峠特別（高崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で斉藤誠騎手（16戦4勝）。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。3着に終わった。
10月29日、中2週で迎えた31戦目は、碓氷峠特別（高崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で斉藤誠騎手（17戦4勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。3着を確保した。
11月22日、中2週で迎えた32戦目は、三国峠特別（高崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は15戦連続で斉藤誠騎手（18戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。
6歳（1995年）
8月24日、約9か月の休み明けで迎えた33戦目は、一般A B（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は見附正徳騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。10着に敗れた。