ケイカ（2019年生、母バンドゥーラ）

ケイカ（2019年3月17日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「桂花、桂華。花言葉は『元気』、『常に快活』」。毛色は鹿毛。種牡馬のミッキーアイル（当時8歳）と交配したバンドゥーラが5歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は山際セントラルスタッド。主な勝ち鞍は2023年の魚介豚骨ファーム1.5周年記念(一般C21)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、山際セントラルスタッドから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。2歳のとき、山際セントラルスタッドから「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、桂土地によって770万円で落札された。

庄野靖志厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2022年）

1月8日、デビュー戦は吉田隼人騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は434kg。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。

3月13日、中8週で迎えた2戦目は、角田大和騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘し、4着を確保した。

3月27日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で角田大和騎手（1戦0勝）。17頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず7着に沈んだ。

4月24日、中3週で迎えた4戦目は、永島まなみ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい12着に終わった。

8月7日、約3か月半の休み明けで迎えた5戦目は、大久保友雅騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（札幌芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり16着に終わった。

2022年8月19日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

11月23日、約3か月半の休み明けで迎えた6戦目は、宮下瞳騎手を鞍上に迎えて、すうさん記念（名古屋ダート920m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

12月21日、中3週で迎えた7戦目は、一般C21（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮下瞳騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて楽々と抜け出し、最後は2着のセリガチに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

4歳（2023年）

1月4日、中1週で迎えた8戦目は、魚介豚骨ファーム1.5周年記念（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮下瞳騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のストームサージに1馬身半の差をつけて勝利をモノにする

2月3日、中3週で迎えた9戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、一般C2（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のドレミフォンを3/4馬身振り切ってファンの支持に応えた。

4月21日、約2か月半の間隔を開けて迎えた10戦目は、一般C7（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で今井貴大騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた11戦目は、一般C7（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は宮下瞳騎手（3戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

5月19日、中1週で迎えた12戦目は、夢際まある誕生祭#ずっと青春（名古屋ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で宮下瞳騎手（4戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

6月15日、中3週で迎えた13戦目は、和浩爆誕5周年記念（名古屋ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は今井貴大騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

9月25日、約3か月半の休養明けで迎えた14戦目は、美里さん尊敬大感謝記念（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は宮下瞳騎手（5戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

10月6日、中1週で迎えた15戦目は、あおいJMA4種目日本新達成杯（名古屋ダート920m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で宮下瞳騎手（6戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のリョウライライに5馬身の差をつけて順当に勝利した。

10月20日、中1週で迎えた16戦目は、岩屋堂特別（名古屋ダート1500m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で宮下瞳騎手（7戦3勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は一杯になって12着に終わった。

5歳（2024年）

2月2日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた17戦目は、一般C5（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は今井貴大騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい7着に敗れた。

9月3日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から11kg戻して迎えた18戦目は、一般C11（名古屋ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は宮下瞳騎手（8戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では印象的な伸び脚で驀進したが、アイワナアイドルに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

10月18日、中5週で馬体重を前走からさらに26kg増やして迎えた19戦目は、一般C14（名古屋ダート920m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮下瞳騎手（9戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のクラージュミノルをハナ差振り切って5勝目を収める

11月11日、中2週で迎えた20戦目は、アンタレス特別（名古屋ダート920m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮下瞳騎手（10戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして、最後は2着のラグナキリアを3/4馬身振り切って優勝