マネーキャプテン（1987年生、母トウカンコラソン）

マネーキャプテン（1987年5月31日）は、日本の競走馬。牡馬。品種はサラブレッド系で、毛色は黒鹿毛。種牡馬のウエスタンウインド（当時13歳）と交配したトウカンコラソンが5歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は大宮貢。戦績は、中央平地25戦4勝2着4回、中央障害1戦0勝、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は1991年の天ケ瀬特別(900万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

松永善晴厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1990年）

1月7日、デビュー戦は松永昌博騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は530kg。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では非凡な末脚を披露し、3着に入り込んだ。

1月20日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（京都ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で松永昌博騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のキタシバスペインをアタマ差振り切って初勝利を挙げた。

7月22日、約6か月の休み明けで迎えた3戦目は、古小路重男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1700m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり13着に終わった。

8月12日、中2週で迎えた4戦目は、4歳以上500万下の指宿特別（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は松永昌博騎手（2戦1勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に敗れた。

8月25日、中1週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永昌博騎手（3戦1勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

9月15日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、4歳以上500万下の桑名特別（中京ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で松永昌博騎手（4戦1勝）。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

10月6日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で松永昌博騎手（5戦1勝）。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったトーエイホープに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

10月21日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で松永昌博騎手（6戦1勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

11月3日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で松永昌博騎手（7戦1勝）。15頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では弾けるように急駛したが、勝ったミカワンダーに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

11月25日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で松永昌博騎手（8戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月9日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で松永昌博騎手（9戦1勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に敗れた。

4歳（1991年）

1月6日、中3週で迎えた12戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で松永昌博騎手（10戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のナナヨーオリオンに3馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

1月19日、中1週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の天ケ瀬特別（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で松永昌博騎手（11戦2勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のメイショウシーマーに2馬身の差をつけて3勝目を獲得した。

3月3日、中5週で迎えた14戦目は、ハンデ戦の長良川ステークス（中京ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は11戦連続で松永昌博騎手（12戦3勝）。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では弾けるように疾駆したが、抜け出したレッドプリティに半馬身届かず2着となった。

4月7日、中4週で迎えた15戦目は、都大路ステークス（京都ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は12戦連続で松永昌博騎手（13戦3勝）。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが劣勢になり13着に敗れた。

9月21日、約5か月半の休養明けで迎えた16戦目は、4歳以上900万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で松永昌博騎手（14戦3勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

10月6日、中1週で迎えた17戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の太秦ステークス（京都ダート1800m 曇/良）に出走。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったナナヨーオリオンに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

10月19日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は松永昌博騎手（15戦3勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のキンセングローリーに1馬身3/4の差をつけてファンの高評価に応えた。

11月9日、中2週で迎えた19戦目は、アンドロメダステークス（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松永昌博騎手（16戦4勝）。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は勢いを失って12着に終わった。

12月8日、中3週で迎えた20戦目は、ポートアイランドステークス（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で松永昌博騎手（17戦4勝）。15頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に敗れた。

12月21日、中1週で迎えた21戦目は、ハンデ戦のサンタクロースハンデキャップ（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松永昌博騎手（18戦4勝）。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

5歳（1992年）

1月26日、中4週で迎えた22戦目は、北山ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で松永昌博騎手（19戦4勝）。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

2月29日、中4週で迎えた23戦目は、鳴門ステークス（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で松永昌博騎手（20戦4勝）。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。

3月21日、中2週で迎えた24戦目は、仁川ステークス（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で松永昌博騎手（21戦4勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

6月20日、約3か月の休養明けで迎えた25戦目は、ハンデ戦のパールステークス（中京ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で松永昌博騎手（22戦4勝）。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

7月25日、中4週で迎えた26戦目は、平田秀也騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2950m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。7着に敗れた。

6歳（1993年）

4月25日、約9か月の休養明けで馬体重を前走から27kg増やして迎えた27戦目は、吉井敏雄騎手を鞍上に迎えて、ペガサス特別（金沢ダート1900m 曇/不良）に出走。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。6着に敗れた。