エアウィペット（2007年生、母エアシャドウ）

エアウィペット（2007年2月24日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋犬種」。毛色は芦毛。種牡馬のスウェプトオーヴァーボード（当時10歳）と交配したエアシャドウが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地3戦0勝、地方8戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2011年の4歳以上C2 24。

経歴

デビュー前

後藤由之厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2009年）

12月26日、デビュー戦は吉田隼人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は440kg。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚勢が衰えて11着に敗れた。

3歳（2010年）

1月24日、中3週で迎えた2戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では見せ場を作れず13着に敗れた。

8月22日、約7か月の休養明けで迎えた3戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず12着に終わった。

10月16日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 23（佐賀ダート900m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

10月31日、中1週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた5戦目は、小松丈二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 29（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見所を作れず6着に終わった。

11月20日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上C2 28（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は倉富隆一郎騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に終わった。

12月12日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 23（佐賀ダート1300m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったエルブロンネに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

12月18日、連闘で馬体重を前走から7kg絞って迎えた8戦目は、3歳以上C2 34（佐賀ダート900m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石川慎将騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで敢闘したが、勝ったヒバリクイーンに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

4歳（2011年）

1月2日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上C2 24（佐賀ダート1300m 晴/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で石川慎将騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るカノヤピューを上がり1位タイの末脚でハナ差だけ差し切って待望の初勝利を挙げた。

1月15日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上C2 19（佐賀ダート1400m 雪/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で石川慎将騎手（3戦1勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

2月6日、中2週で迎えた11戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 18（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいいところがなく8着に終わった。