グランデマーレ（2017年生、母グランデアモーレ）

グランデマーレ（2017年2月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「壮大な海(伊)。父名、母名より連想」。毛色は芦毛。種牡馬のロードカナロア（当時9歳）と交配したグランデアモーレが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は(有)社台コーポレーション白老ファーム。2022年のニューイヤーステークス(オープン)で2着に入った他、2023年のオーロカップ(オープンハンデ)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

キャロットクラブにて総額4,400万円（11万×400口）で一口馬主が募集された。

藤岡健一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

11月10日、デビュー戦は藤岡佑介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は500kg。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、かなりのスローペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を弾けさせてすんなりと抜け出し、最後は2着のオメガエリタージュに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月30日、中2週で迎えた2戦目は、2歳1勝クラスの葉牡丹賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の力で持ち堪えて、最後は2着のエヴァーガーデンに1馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

3歳（2020年）

9月27日、約10か月の休養明けで迎えた3戦目は、3歳G2の神戸新聞杯（中京芝2200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で藤岡佑介騎手（2戦2勝）。18頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って17着に敗れた。

10月18日、中2週で迎えた4戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの鷹巣山特別（東京芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で藤岡佑介騎手（3戦2勝）。15頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では全く伸びず11着に敗れた。

4歳（2021年）

3月27日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの天神橋特別（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で藤岡佑介騎手（4戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では豪快な末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のサトノフォースに3馬身の差をつけて久しぶりの実戦を物にした。

5月1日、中4週で迎えた6戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスのストークステークス（阪神芝1600m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で藤岡佑介騎手（5戦3勝）。18頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のアクアミラビリスをクビ差振り切って4勝目を掴み取った。

8月15日、約3か月半の休み明けで迎えた7戦目は、G3の関屋記念（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で藤岡佑介騎手（6戦4勝）。17頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではパワフルな末脚を披露したが、5着に終わった。

9月12日、中3週で迎えた8戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の京成杯オータムハンデキャップ（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚を失くしてしまい11着に敗れた。

5歳（2022年）

1月8日、約4か月の休養明けで迎えた9戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、ニューイヤーステークス（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のタフさで最後まで奮闘したが、伸びてきたカラテ決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

12月10日、約11か月の休養明けで迎えた10戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、リゲルステークス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい7着に敗れた。

6歳（2023年）

1月7日、中3週で迎えた11戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、ニューイヤーステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後はタレてしまい8着に終わった。

4月22日、約3か月半の休養明けで迎えた12戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、オアシスステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は失速してしまい16着に終わった。

7月29日、約3か月半の休み明けで迎えた13戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、関越ステークス（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり18着に終わった。

8月27日、中3週で迎えた14戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、朱鷺ステークス（新潟芝1400m 晴/良）に出走。17頭立ての15番人気で大外17番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず9着に終わった。

10月15日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、小林凌大騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの信越ステークス（新潟芝1400m 曇/稍重）に出走。15頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、抜け出したサーマルウインドを差し切れず、1馬身1/4差の2着となった。

11月12日、中3週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた16戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのオーロカップ（東京芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のグレイイングリーンに1馬身1/4の差をつけて久々に美酒を浴びた。

7歳（2024年）

3月30日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から6kg戻して迎えた17戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3のダービー卿チャレンジトロフィー（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではいいところがなく15着に終わった。

5月11日、中5週で迎えた18戦目は、G2の京王杯スプリングカップ（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（1戦1勝）。15頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手に欠いて9着に終わった。

6月23日、中5週で迎えた19戦目は、ハンデ戦でオープンのパラダイスステークス（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（2戦1勝）。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。

8月11日、中6週で迎えた20戦目は、G3の関屋記念（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（1戦0勝）。18頭立ての17番人気で9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚を伸ばせず17着に終わった。

10月5日、中7週で迎えた21戦目は、A.シュタルケ騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのオパールステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず14着に終わった。

2024年10月14日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。