ザッカリーア（2014年生、母エフティアクトレス）

ザッカリーア（2014年3月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ヴェネツィアにある教会の名前より」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のエンパイアメーカー（当時14歳）と交配したエフティアクトレスが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は明治牧場。主な勝ち鞍は2019年のばくだん大将記念(一般B2二以下ハンデ)。

経歴

デビュー前

伊藤大士厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2016年）

11月5日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1600m 晴/良）に出走。馬体重は532kg。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に敗れた。

12月3日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

3歳（2017年）

5月24日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-4（門別ダート1200m 曇/良）に56kgの斤量を背負って出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、勝ったタイセイサニーに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

6月14日、中2週で迎えた4戦目は、3歳以上C4-5（門別ダート1700m 晴/良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で井上俊彦騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、ノースホタルに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

6月27日、中1週で迎えた5戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-4（門別ダート1700m 晴/良）に56kgの斤量を背負って出走。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のブラッドオレンジに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

7月18日、中2週で迎えた6戦目は、新冠湖賞（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は井上俊彦騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入った。

8月1日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上C4-3（門別ダート1200m 曇/良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で井上俊彦騎手（3戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、勝ったキミノタイヨウに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

8月15日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上C4-3（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で井上俊彦騎手（4戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るヤマニンオクサーを異次元の末脚で半馬身差し切って1着ゴールを果たした。

8月31日、中1週で迎えた9戦目は、愛別きのこフェス賞（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で井上俊彦騎手（5戦1勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

9月12日、中1週で迎えた10戦目は、萩特別（門別ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で井上俊彦騎手（6戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったキョウエイパワーに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

9月28日、中1週で迎えた11戦目は、JAにいかっぷピーマン特別（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で井上俊彦騎手（7戦1勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。

10月10日、中1週で迎えた12戦目は、藤袴特別（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で井上俊彦騎手（8戦1勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

10月24日、中1週で迎えた13戦目は、三石産米トキノミノル特別（門別ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は8戦連続で井上俊彦騎手（9戦1勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入った。

12月7日、中5週で迎えた14戦目は、中野省吾騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

4歳（2018年）

1月1日、中3週で迎えた15戦目は、一般C3十三十四十五（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中野省吾騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では矢のように疾駆したが、伸びてきたクインズダルビー決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

1月16日、中1週で迎えた16戦目は、一般C3八九（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中野省吾騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では不屈の闘志でバテることなく粘り続けて先頭をうかがい、最後は2着のフレンドゴーゴーをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

2月9日、中2週で迎えた17戦目は、一般C2十二十三（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で中野省吾騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったヴァーサスに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

3月15日、中4週で迎えた18戦目は、一般C2八九（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で中野省吾騎手（4戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。端をきる形となり、平均ペースで馬群を牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前のファイティングスピリットで最後まで息を切らすことなく走り抜いたが、勝ったパノラマにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

4月4日、中2週で迎えた19戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、一般C2六七八（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

4月11日、連闘で迎えた20戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、一般C2六七（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4月30日、中2週で迎えた21戦目は、瀧川寿希也騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五（船橋ダート1500m 曇/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。

6月19日、中6週で迎えた22戦目は、一般C2三（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は真島大輔騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて、最後は2着のブルーオラーリオをクビ差振り切って4勝目を獲得した。

7月25日、中4週で迎えた23戦目は、9月1日習志野きらっと花火大会記念（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天授の敢闘精神でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月8日、中1週で迎えた24戦目は、沖ノ島特別（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のガイディングスターに2馬身半の差をつけて5勝目を手に入れた。

9月4日、中3週で迎えた25戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、マジシャン南海子賞（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のリュウノチーノに1馬身の差をつけて6勝目を手にした。

10月1日、中3週で迎えた26戦目は、秋の宵賞（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は真島大輔騎手（4戦2勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナで最後まで息を切らすことなく走り抜いたが、グレートソードに3/4馬身交わされて2着となった。

11月28日、中7週で迎えた27戦目は、白虎特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（5戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月10日、中1週で迎えた28戦目は、一陽賞（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（6戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚色が鈍り9着に敗れた。

5歳（2019年）

3月12日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた29戦目は、見て見て!南関東地方競馬チャンネル賞（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で真島大輔騎手（7戦2勝）。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

4月15日、中4週で迎えた30戦目は、玄鳥特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で真島大輔騎手（8戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

6月4日、中6週で迎えた31戦目は、笠野雄大騎手を鞍上に迎えて、一般B3六（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったコーラルクリスにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

6月19日、中1週で迎えた32戦目は、京成ホテルミラマーレ盃（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は森泰斗騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では総身の力で末脚を持続させて、最後は2着のケンイーサリアムをクビ差振り切って勝利をモノにする

7月17日、中3週で迎えた33戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のばくだん大将記念（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。13頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るコスモロッソをクビ差だけ差し切って8勝目を奪取した。

8月9日、中2週で迎えた34戦目は、ハンデ戦の鋸山特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。最後はタレてしまい11着に敗れた。

9月3日、中3週で迎えた35戦目は、処暑特別（川崎ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は笠野雄大騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

9月24日、中2週で迎えた36戦目は、ファンシーレイン特別（船橋ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で笠野雄大騎手（2戦0勝）。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

6歳（2020年）

1月8日、約3か月半の休み明けで迎えた37戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、ふなばしセレクション記念（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず11着に敗れた。

2月11日、中4週で迎えた38戦目は、ハンデ戦の春告鳥特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は笠野雄大騎手（3戦0勝）。7頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が悪くなり7着に終わった。

3月10日、中3週で迎えた39戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、一般A4（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

4月7日、中3週で迎えた40戦目は、村上弘樹騎手を鞍上に迎えて、一般B3（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

4月22日、中1週で迎えた41戦目は、加藤誓二騎手を鞍上に迎えて、一般B3（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。