アドルフイモン（2003年生、母ニシノラプソディー）

アドルフイモン（2003年1月31日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「人名＋冠名」。毛色は鹿毛。種牡馬のパラダイスクリーク（当時14歳）と交配したニシノラプソディーが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は（株）西山牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方18戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は2007年のふらのクリーンライス特別(一般C3-2)。

経歴

デビュー前

根本康広厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2006年）

3月25日、デビュー戦は小野次郎騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は480kg。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に敗れた。

4月9日、中1週で迎えた2戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

9月16日、約5か月半の休み明けで迎えた3戦目は、佐藤聖也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

10月1日、中1週で迎えた4戦目は、千葉直人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場なく12着に敗れた。

10月28日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、3歳以上500万下（福島ダート2400m 晴/稍重）に出走。鞍上は二本柳壮騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、緩いペースで一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では決め手が足りず14着に終わった。

11月26日、中3週で馬体重を前走から21kg戻して迎えた6戦目は、古性秀之騎手を鞍上に迎えて、石川の米は最高にウマいで賞（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ゴーストスズカに半馬身交わされて2着に敗北した。

12月10日、中1週で迎えた7戦目は、一般C3-3（金沢ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で古性秀之騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

12月24日、中1週で迎えた8戦目は、一般C3-3（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で古性秀之騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のスターダストクロスを3/4馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

4歳（2007年）

1月2日、連闘で迎えた9戦目は、シクラメン賞（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で古性秀之騎手（3戦1勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

7月24日、約7か月の休養明けで迎えた10戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、一般D1-1（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のゴールドハンターに1馬身の差をつけて久々の一戦を物にした。

8月9日、中1週で迎えた11戦目は、一般C4-2（旭川ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山口竜一騎手（1戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のトウコウキミコに4馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

9月4日、中3週で迎えた12戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、オメガ特別（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。11着に敗れた。

9月18日、中1週で迎えた13戦目は、ふらのクリーンライス特別（旭川ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は山口竜一騎手（2戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。最後は、2着のユメノナカニに2馬身の差をつけて優勝

10月18日、中3週で迎えた14戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、SJT第2戦シルバーホイップ賞（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい12着に敗れた。

11月7日、中2週で迎えた15戦目は、ホッカイドウ競馬三石ファンクラブ特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は山口竜一騎手（3戦3勝）。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず13着に終わった。

5歳（2008年）

4月30日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた16戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、くりやまオオムラサキ特別（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。

6月4日、中4週で迎えた17戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、ミランダ特別（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。14頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。14着に終わった。

6月11日、連闘で迎えた18戦目は、室蘭白鳥大橋開通10周年特別（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は服部茂史騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。4着に敗れた。

7月10日、中3週で迎えた19戦目は、楽天競馬特別（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（2戦0勝）。13頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。8着に終わった。

7月24日、中1週で迎えた20戦目は、ベータ特別（旭川ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は山口竜一騎手（4戦3勝）。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。10着に終わった。

8月5日、中1週で迎えた21戦目は、桜井拓章騎手を鞍上に迎えて、日本軽種馬登録協会特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。7着に終わった。

8月28日、中2週で迎えた22戦目は、室蘭やきとり特別（旭川ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は服部茂史騎手（3戦0勝）。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。8着に敗れた。

9月16日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、日本軽種馬協会特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は桜井拓章騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。13着に終わった。