テイエムシンザン（1990年生、母ブルービクトリー）

テイエムシンザン（1990年3月9日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のミホシンザン（当時8歳）と交配したブルービクトリーが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は佐々木恵一。戦績は、中央平地19戦1勝2着1回、地方18戦2勝2着4回。主な勝ち鞍は1993年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

岩元市三厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1992年）

9月13日、デビュー戦は本田優騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は456kg。14頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では素晴らしい伸びを見せたが、勝ったビワハヤヒデにねじ伏せられて約10馬身差の2着となった。

9月26日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

10月17日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で本田優騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り10着に敗れた。

10月31日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で本田優騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

11月21日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は5戦連続で本田優騎手（4戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず9着に敗れた。

12月6日、中1週で迎えた6戦目は、安田隆行騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

3歳（1993年）

5月23日、約5か月半の休養明けで迎えた7戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神芝1600m 晴/稍重）に出走。17頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が衰えて12着に敗れた。

6月5日、中1週で迎えた8戦目は、小屋敷昭騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神芝1600m 曇/良）に出走。15頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

6月19日、中1週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（京都芝1800m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は上村洋行騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に敗れた。

7月4日、中1週で迎えた10戦目は、西園正都騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都芝1600m 曇/重）に出走。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着を確保した。

7月17日、中1週で迎えた11戦目は、4歳未勝利（小倉芝1800m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で西園正都騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい11着に敗れた。

8月1日、中1週で迎えた12戦目は、4歳未勝利（小倉芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で西園正都騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚が止まってしまい9着に敗れた。

8月21日、中2週で迎えた13戦目は、伊藤直人騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

9月5日、中1週で迎えた14戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で伊藤直人騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

9月19日、中1週で迎えた15戦目は、4歳未勝利（阪神芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は西園正都騎手（3戦0勝）。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。

10月3日、中1週で迎えた16戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

10月10日、連闘で迎えた17戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では鬼脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のダイジュボーイをクビ差振り切って待望の初白星を挙げた。

10月23日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下の医王寺特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（1戦1勝）。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では脚を伸ばせず13着に終わった。

10月31日、連闘で迎えた19戦目は、清水英次騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の霊山特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。14頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。先手を取り、少し遅いペースで一団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では最後まで息が続かず13着に終わった。

12月31日、中8週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた20戦目は、西川敏弘騎手を鞍上に迎えて、一般C3-3（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったミカエリビジンから半馬身差の2着に敗北した。

4歳（1994年）

1月17日、中1週で迎えた21戦目は、一般C3-3（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で西川敏弘騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のマーメイドアンサーに6馬身の差をつけて2勝目を挙げた。

1月25日、連闘で迎えた22戦目は、ひよどり特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で西川敏弘騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のオベリホープに3馬身の差をつけて3勝目を手にした。

2月20日、中3週で迎えた23戦目は、鷹野宏史騎手を鞍上に迎えて、東西スーパージョッキー招待チャレンジカップ（高知ダート1600m 小雨/重）に出走。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。10着に終わった。

2月28日、連闘で迎えた24戦目は、一般C2-3（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は西川敏弘騎手（3戦2勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

4月10日、中5週で迎えた25戦目は、赤岡町どろめ祭り特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西川敏弘騎手（4戦2勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月5日、中3週で迎えた26戦目は、一般C1-4（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で西川敏弘騎手（5戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、勝ったハイセイプレスから1馬身差の2着に敗北した。

5月24日、中2週で迎えた27戦目は、甲田守騎手を鞍上に迎えて、一般C1-4（高知ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月5日、中1週で迎えた28戦目は、竹崎大祐騎手を鞍上に迎えて、一般C1-4（高知ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。最後は、勝ったニューランナーから1馬身差の2着となった。

6月28日、中2週で迎えた29戦目は、一般C1-3（高知ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は甲田守騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったオースミウエストから7馬身差の2着に敗北した。

7月17日、中2週で迎えた30戦目は、中土佐町双名ヶ浦浜びらき特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で甲田守騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8月7日、中2週で迎えた31戦目は、一般C1-2（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で甲田守騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。10着に敗れた。

9月14日、中4週で迎えた32戦目は、一般C1-3（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で甲田守騎手（4戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。8着に敗れた。

10月2日、中2週で迎えた33戦目は、中越豊光騎手を鞍上に迎えて、一般C1-3（高知ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。10着に終わった。

10月10日、連闘で迎えた34戦目は、一般C1-4（高知ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は竹崎大祐騎手（1戦0勝）。6頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月3日、中2週で迎えた35戦目は、一般C1-4（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で竹崎大祐騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。4着に敗れた。

11月28日、中3週で迎えた36戦目は、香川県オリーブ特別（高知ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で竹崎大祐騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。7着に敗れた。

12月10日、中1週で迎えた37戦目は、一般C2-2（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で竹崎大祐騎手（4戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。9着に敗れた。