マキハタコンコルド（1995年生、母フェルドウ）

マキハタコンコルド（1995年5月9日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のナグルスキー（当時14歳）と交配したフェルドウが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）槇本牧場。戦績は、中央平地19戦1勝、中央障害15戦5勝2着4回。2000年の中山大障害(JG1)で3着に入った他、2000年の東京オータムジャンプ(ハンデJG3)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

新川恵厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1998年）

5月16日、デビュー戦は酒井学騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（京都ダート1400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。馬体重は472kg。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず10着に終わった。

5月31日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に敗れた。

6月21日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 雨/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で酒井学騎手（2戦0勝）。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に終わった。

7月11日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 雨/不良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で酒井学騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず4着に終わった。

7月26日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で酒井学騎手（4戦0勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず4着に終わった。

8月29日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で酒井学騎手（5戦0勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、3着に終わった。

9月6日、連闘で迎えた7戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で酒井学騎手（6戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

9月27日、中2週で迎えた8戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一気に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のトーワウイングスを半馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

10月18日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（1戦1勝）。15頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に敗れた。

11月1日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で古川吉洋騎手（2戦1勝）。13頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に終わった。

4歳（1999年）

3月6日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で古川吉洋騎手（3戦1勝）。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

3月27日、中2週で迎えた12戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は一杯になって13着に終わった。

4月11日、中1週で迎えた13戦目は、久保田英敬騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/重）に出走。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

4月24日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた14戦目は、5歳以上500万下（新潟ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で久保田英敬騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に敗れた。

5月23日、中3週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた15戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

12月25日、約7か月の休養明けで馬体重を前走からさらに22kg増やして迎えた16戦目は、宇田登志夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（阪神ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず12着に終わった。

5歳（2000年）

1月22日、中3週で迎えた17戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で宇田登志夫騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚がパッとせず13着に終わった。

2月5日、中1週で迎えた18戦目は、竹之下智昭騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では脚が残っておらず12着に終わった。

2月19日、中1週で迎えた19戦目は、仲田雅興騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての14番人気で大外15番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが鈍く15着に終わった。

3月18日、中3週で迎えた20戦目は、出津孝一騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったグレイトパッションから4馬身差の2着となった。

4月8日、中2週で迎えた21戦目は、障害5歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で出津孝一騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。3着に終わった。

4月29日、中2週で迎えた22戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で出津孝一騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のハクサンラッキーに9馬身の差をつけて久方ぶりに白星を挙げた。

5月14日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた23戦目は、障害5歳以上オープン（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で出津孝一騎手（3戦1勝）。13頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったエーピーランドからクビ差の2着となった。

6月24日、中5週で迎えた24戦目は、障害4歳以上オープン（東京障害芝→ダート3300m 雨）に出走。鞍上は5戦連続で出津孝一騎手（4戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったフミノレインボーから1馬身半差の2着に敗北した。

9月16日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から18kg増やして迎えた25戦目は、西谷誠騎手を鞍上に迎えて、J・G3の阪神ジャンプステークス（阪神障害芝3170m 雨/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月14日、中3週で迎えた26戦目は、三浦堅治騎手を鞍上に迎えて、ハンデJ・G3の東京オータムジャンプ（東京障害芝3300m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のミナミノゴージャスに5馬身の差をつけて重賞ウィナーの仲間入りを果たした。

11月18日、中4週で迎えた27戦目は、障害4歳以上オープン（東京障害芝→ダート3300m 晴）に63kgの斤量を背負って出走。鞍上は出津孝一騎手（5戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、2着のマチカネスサノオに1馬身3/4の差をつけて勝利を手中に収めた。

12月23日、中4週で迎えた28戦目は、J・G1の中山大障害（中山障害芝4100m 晴/良）に63kgの斤量を背負って出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で出津孝一騎手（6戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。3着に終わった。

6歳（2001年）

2月3日、中5週で迎えた29戦目は、春麗ジャンプステークス（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で出津孝一騎手（7戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のゴーカイに6馬身の差をつけて制した。

6月9日、約4か月の休み明けで迎えた30戦目は、J・G2の東京ハイジャンプ（東京障害芝3300m 晴/良）に出走。鞍上は三浦堅治騎手（1戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。5着に終わった。

9月15日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた31戦目は、J・G3の阪神ジャンプステークス（阪神障害芝3170m 雨/良）に62kgの斤量を背負って出走。鞍上は出津孝一騎手（8戦3勝）。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月13日、中3週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた32戦目は、ハンデJ・G3の東京オータムジャンプ（東京障害芝3300m 晴/良）に62.5kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で出津孝一騎手（9戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったギフテッドクラウンからクビ差の2着に甘んじた。

11月3日、中2週で迎えた33戦目は、秋陽ジャンプステークス（東京障害芝3300m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で出津孝一騎手（10戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のビコーグッドマンに3馬身半の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

12月22日、中6週で迎えた34戦目は、J・G1の中山大障害（中山障害芝4100m 晴/良）に63kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で出津孝一騎手（11戦4勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。競走中止となった。