ビコーグッドマン（1996年生、母Her Silver）

ビコーグッドマン（1996年2月20日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のWoodman（当時13歳）と交配したHer Silverが21歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地9戦0勝2着1回、中央障害26戦3勝2着1回。2001年の豊国ジャンプステークス(障害3歳以上オープン)に勝利した他、2001年の秋陽ジャンプステークス(障害3歳以上オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

柳田次男厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1998年）

11月7日、デビュー戦は上村洋行騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は458kg。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

11月29日、中2週で迎えた2戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。

3歳（1999年）

2月27日、約3か月の休み明けで迎えた3戦目は、4歳未勝利（中京芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は上村洋行騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず10着に終わった。

4月4日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったタガノバジーに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

4月18日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（中京芝1800m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田浩一騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

5月2日、中1週で迎えた6戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

5月16日、中1週で迎えた7戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京芝2200m 小雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に敗れた。

6月6日、中2週で迎えた8戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。

9月18日、約3か月半の休養明けで迎えた9戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は内田浩一騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。

10月3日、中1週で迎えた10戦目は、佐伯清久騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

10月17日、中1週で迎えた11戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で佐伯清久騎手（1戦0勝）。6頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。5着に終わった。

4歳（2000年）

4月22日、約6か月半の休養明けで迎えた12戦目は、宗像徹騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2950m 晴）に出走。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。4着を確保した。

4月29日、連闘で迎えた13戦目は、白浜雄造騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。10着に終わった。

5月14日、中1週で迎えた14戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 雨）に出走。鞍上は佐伯清久騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。5着に敗れた。

6月10日、中3週で迎えた15戦目は、岡冨俊一騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中京障害芝2800m 曇/良）に出走。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。4着に終わった。

6月24日、中1週で迎えた16戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で岡冨俊一騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のリッチトレンディーに約12馬身の大差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月9日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた17戦目は、川合達彦騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3140m 晴）に出走。14頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。11着に終わった。

12月24日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた18戦目は、三木ホースランドパークジャンプステークス（阪神障害芝3900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川合達彦騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。6着に終わった。

5歳（2001年）

1月14日、中2週で迎えた19戦目は、牛若丸ジャンプステークス（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で川合達彦騎手（2戦0勝）。14頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。6着に終わった。

2月10日、中3週で迎えた20戦目は、淀ジャンプステークス（京都障害芝→ダート3170m 曇）に出走。鞍上は4戦連続で川合達彦騎手（3戦0勝）。14頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。

2月24日、中1週で迎えた21戦目は、障害4歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3140m 曇）に出走。鞍上は佐伯清久騎手（3戦0勝）。14頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のブレーブテンダーをハナ差制して1着ゴールを果たした。

3月18日、中2週で迎えた22戦目は、障害4歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3140m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で佐伯清久騎手（4戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。5着に終わった。

8月25日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた23戦目は、豊国ジャンプステークス（小倉障害芝2900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐伯清久騎手（5戦1勝）。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のスマイリングハントに3/4馬身の差をつけて久々の一戦を物にした。

9月15日、中2週で迎えた24戦目は、J・G3の阪神ジャンプステークス（阪神障害芝3170m 雨/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で佐伯清久騎手（6戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。10着に敗れた。

10月13日、中3週で迎えた25戦目は、大江原隆騎手を鞍上に迎えて、ハンデJ・G3の東京オータムジャンプ（東京障害芝3300m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。5着に終わった。

11月3日、中2週で迎えた26戦目は、秋陽ジャンプステークス（東京障害芝3300m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で大江原隆騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったマキハタコンコルドから3馬身半差の2着に敗北した。

12月1日、中3週で迎えた27戦目は、イルミネーションジャンプステークス（中山障害芝3350m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大江原隆騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。競走中止となった。

6歳（2002年）

7月27日、約8か月の休み明けで迎えた28戦目は、古川寛和騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内曇/良）に出走。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。8着に終わった。

8月24日、中3週で迎えた29戦目は、今村康成騎手を鞍上に迎えて、豊国ジャンプステークス（小倉障害芝2900m 曇/良）に出走。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。6着に終わった。

9月14日、中2週で迎えた30戦目は、J・G3の阪神ジャンプステークス（阪神障害芝3170m 晴/良）に出走。鞍上は佐伯清久騎手（7戦2勝）。14頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。

10月6日、中2週で迎えた31戦目は、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で佐伯清久騎手（8戦2勝）。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。3着に入った。

10月26日、中2週で迎えた32戦目は、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で佐伯清久騎手（9戦2勝）。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。5着に敗れた。

11月9日、中1週で迎えた33戦目は、J・G2の京都ハイジャンプ（京都障害芝3930m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐伯清久騎手（10戦2勝）。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月7日、中3週で迎えた34戦目は、障害3歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3140m 小雨）に出走。鞍上は5戦連続で佐伯清久騎手（11戦2勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。7着に敗れた。

12月22日、中1週で迎えた35戦目は、三木ホースランドパークジャンプステークス（阪神障害芝3900m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で佐伯清久騎手（12戦2勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。競走中止となった。