スマイリングハント（1995年生、母ハントウイッシュ）

スマイリングハント（1995年3月30日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。毛色は鹿毛。種牡馬のAlysheba（当時11歳）と交配したハントウイッシュが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。戦績は、中央平地8戦0勝2着1回、中央障害18戦1勝2着3回。2001年の豊国ジャンプステークス(障害3歳以上オープン)で2着に入った他、2001年の中山新春ジャンプステークス(障害4歳以上オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

高橋裕厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1998年）

5月31日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は482kg。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって8着に敗れた。

9月27日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、4歳未勝利（中山ダート1000m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、5着に終わった。

10月11日、中1週で迎えた3戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1000m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

10月25日、中1週で迎えた4戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に敗れた。

11月15日、中2週で迎えた5戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、勝ったロードオブデザートに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

11月21日、連闘で迎えた6戦目は、4歳未勝利（福島芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小林淳一騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚を伸ばせず10着に敗れた。

4歳（1999年）

10月9日、約10か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた7戦目は、栗原洋一騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2950m 晴）に出走。6頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月30日、中2週で迎えた8戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2950m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で栗原洋一騎手（1戦0勝）。6頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月20日、中2週で迎えた9戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2950m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で栗原洋一騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のミナミノゴージャスに3馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

5歳（2000年）

3月18日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、障害5歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で栗原洋一騎手（3戦1勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。4着に終わった。

4月1日、中1週で迎えた11戦目は、障害5歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は5戦連続で栗原洋一騎手（4戦1勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。8着に敗れた。

7月15日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた12戦目は、白坂聡騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の豊前特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

7月29日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下の日向特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で白坂聡騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

8月5日、連闘で迎えた14戦目は、障害4歳以上オープン（小倉障害芝2900m 晴/良）に出走。鞍上は栗原洋一騎手（5戦1勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

8月26日、中2週で迎えた15戦目は、豊国ジャンプステークス（小倉障害芝2900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で栗原洋一騎手（6戦1勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。4着に終わった。

6歳（2001年）

1月6日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、中山新春ジャンプステークス（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で栗原洋一騎手（7戦1勝）。14頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

3月3日、中7週で迎えた17戦目は、大江原隆騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 曇）に出走。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。最後は、勝ったコバノスコッチから3馬身半差の2着となった。

3月24日、中2週で迎えた18戦目は、浜野谷憲尚騎手を鞍上に迎えて、ペガサスジャンプステークス（中山障害芝3350m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。3着に入った。

4月7日、中1週で迎えた19戦目は、障害4歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は大江原隆騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。4着に終わった。

6月23日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から18kg減らして迎えた20戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、福島ジャンプステークス（福島障害芝3350m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。7着に敗れた。

8月4日、中5週で迎えた21戦目は、出津孝一騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（小倉障害芝2900m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったサンデーカイザーから約14馬身差の2着に敗北した。

8月25日、中2週で迎えた22戦目は、豊国ジャンプステークス（小倉障害芝2900m 晴/良）に出走。鞍上は大江原隆騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったビコーグッドマンから3/4馬身差の2着に敗北した。

9月22日、中3週で迎えた23戦目は、障害3歳以上オープン（中山障害芝3210m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大江原隆騎手（3戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。8着に敗れた。

7歳（2002年）

6月22日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた24戦目は、障害3歳以上オープン（福島障害芝3350m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で大江原隆騎手（4戦0勝）。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。4着に終わった。

7月6日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた25戦目は、福島ジャンプステークス（福島障害芝3350m 曇/良）に出走。鞍上は浜野谷憲尚騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。10着に敗れた。

7月21日、中1週で迎えた26戦目は、ハンデJ・G3の小倉サマージャンプ（小倉障害芝3390m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は出津孝一騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。10着に終わった。